「あとで一緒に払うからいいだろ」会計中に飲み物を開けた客。だは、店員が毅然とした対応を続けた結果
会計の途中で開けたお茶
仕事帰りに立ち寄った、夜のコンビニでのことです。
店内はそれほど混んでいませんでしたが、レジには三人ほどの列ができていました。私は最後尾に並び、順番を待っていました。
私の前にいたのは、五十代くらいの男性です。カウンターには、お弁当とおにぎり、それにペットボトルのお茶が置かれていました。
店員が商品を一つずつスキャンしていると、男性は少しいら立った様子で時計を確認します。
そして突然、まだ会計を終えていないお茶を手に取り、ふたを開けて飲み始めました。
店員は一瞬驚いたようでしたが、すぐに男性へ声をかけます。
「恐れ入ります。お支払いが済むまで、開封はお待ちいただけますか」
すると男性は、少し面倒そうな顔をしました。
「ちゃんとあとで一緒に払うんだから、別にいいだろ」
支払う意思があるとしても、まだ会計前の商品です。店員も困ったように手を止めていました。
店員が落ち着いて伝えたこと
そこへ、近くで品出しをしていた別の店員がやってきました。
「お客様、申し訳ございません。開封された商品も、こちらで先にお会計させていただきます」
強い口調ではありませんでしたが、はっきりとした伝え方でした。
「払わないとは言ってないだろ」
男性は不満そうに答えます。
店員は言い返すことなく、落ち着いて説明しました。
「ありがとうございます。ただ、ほかのお客様にも、お支払い前の商品は開封しないようお願いしております」
男性はしばらく黙っていましたが、やがて財布からお金を取り出しました。
「じゃあ、早くしてくれ」
会計が終わると、男性は商品を抱えて、そのまま店を出ていきました。
大きなトラブルにはなりませんでしたが、列に並んでいた私も少し緊張していました。
支払うつもりだったとしても、会計前の商品を勝手に開けてよいわけではありません。
相手を責め立てるのではなく、店の決まりを落ち着いて伝えた店員の対応が、印象に残った出来事でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














