「普通は私の分だと思わない?」限定シールを巡って怒ったママ友。だが、購入した女性の正体を知って言葉を失った
「残り1枚あるって聞いたの」
保育園のお迎えで顔を合わせるたび、限定キャラクターのシールについて話すママ友がいました。
手帳には集めたシールがきれいに並んでいて、あと1種類で欲しかったシリーズがそろうのだそうです。
ある日の昼、駅前の雑貨店でそのシールが再入荷したと知り、私は何気なく彼女に知らせました。
すると、少しして返信が来ました。
「お店に電話したら、残り1枚あるって!」
ずっと探していたものだったので、かなり嬉しかったのでしょう。
ただし店員さんからは、「取り置きはできないので、来店された方からの販売になります」と説明されたそうです。
ところが夕方、彼女から今度は怒った様子のメッセージが届きました。
「せっかく電話して確認したのに、目の前で別の人に買われた」
店に着いたとき、レジにはすでに一人の女性が並んでいて、その人が目当てのシールを購入したのだといいます。
彼女は思わず、
「私、電話で在庫を確認して来たんですけど」
と店員さんに伝えたそうです。
しかし返ってきたのは、
「申し訳ありません。お取り置きではありませんので、先にご購入を希望されたお客様への販売となります」
という説明でした。
それでも彼女は納得できなかったようです。
「電話までしたんだから、普通は私の分だと思わない?」
さらに、前にいた女性についても、服装や態度まで持ち出して不満を書き始めました。
私は返事に困り、そのメッセージを閉じました。
姉から送られてきた写真
その日の夜、今度は姉からメッセージが届きました。
「これ、前に欲しいって言ってたやつじゃない?」
添えられていた写真を見て、私は思わず画面を見直しました。
そこには、ママ友が探していたのと同じシールが写っていました。
姉に聞くと、仕事帰りに駅前の雑貨店へ寄り、レジで偶然見つけて買ったとのことでした。
時間も店も一致しています。
私は少し迷いましたが、ママ友に短く送りました。
「さっき言ってた、そのシールを買った人なんだけど」
続けて、
「私の姉みたいです」
と伝えました。
すぐに既読がつきました。
しかし、それまで立て続けに届いていたメッセージがぴたりと止まりました。
数分後、ようやく返ってきたのは、
「え……」
という一言でした。
そのあと、
「ごめん。知らない人だと思って、言いすぎた」
「お姉さんは何も悪くないよね」
と続きました。
私は、姉だったから悪かったのではなく、相手が誰であっても先に並んで普通に買っただけだと伝えました。
するとしばらくして、
「そうだよね。電話しただけなのに、自分の分だと思い込んでた」
と返事がありました。
次のお迎えで会ったとき、彼女は少し気まずそうに近づいてきました。
「この前はごめんね。店員さんにもちゃんと取り置きできないって言われてたのに、欲しすぎて勝手に勘違いしてた」
私は「分かってよかったね」とだけ返しました。
欲しかったものが目の前で売れてしまえば、悔しくなる気持ちは分かります。
でも、「欲しかった」と「自分のものだった」は別の話です。
それ以来、彼女が誰かのことを勢いのまま悪く言う姿は、少なくとも私の前では見なくなりました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














