「こんなに離れて座るんだ」電車でベビーカーから離れて座る夫婦。二人でスマホを見る姿に戸惑ったワケ
ベビーカースペースにいた赤ちゃん
夕方の電車に乗ったときのことです。車内はそれほど混んでおらず、立っている人もまばらでした。
私はドア横のベビーカースペース付近に立とうとして、そこに一台のベビーカーがあることに気づきました。
最初は、持ち主がすぐ近くに立っているのだと思いました。しかし周囲を見ても、それらしい人はいません。
何気なくベビーカーを見ると、中には小さな赤ちゃんがいました。ベルトを着けた状態で、おとなしく横になっています。
「親御さんはどこだろう」
少し気になりながら車内を見回していると、少し遠くの席に若い男女が並んで座っていました。
そのとき赤ちゃんが小さく声を出しました。すると女性が顔を上げ、ベビーカーのほうを確認します。
それを見て、二人が赤ちゃんの両親なのだと分かりました。
二人ともスマホを見ていて
赤ちゃんが落ち着いていることを確認すると、女性は再び隣の男性とスマートフォンをのぞき込み始めました。
ベビーカーにはストッパーもかかっているようでしたし、両親も同じ車内にいます。もちろん、すぐ近くに座って休みたかっただけなのかもしれません。
それでも私は、少し驚いてしまいました。
「こんなに離れて座るんだ」
電車は走っている間、思った以上に揺れることがあります。乗り降りする人の荷物が近くを通ることもあります。
危険な状態だと決めつけるほどではありません。それでも自分だったら、もう少しベビーカーの近くにいたいと思うだろうな、と感じました。
とはいえ、相手の家庭の事情も分かりません。赤ちゃんが眠っている間だけ少し休んでいたのかもしれませんし、通りすがりの私が口を出すことでもない気がしました。
何も言わず、そのまま電車を降りた
私は結局、何も声をかけませんでした。
目的の駅が近づいたころ、赤ちゃんが再び身じろぎすると、今度は男性がすぐに顔を上げてベビーカーを確認していました。
まったく気にしていないわけではなかったのだと思います。
それでも、ベビーカーから少し離れたところで二人そろって画面を見ている光景は、私には珍しく映りました。
子育ての仕方は家庭によって違います。外から見ただけでは分からない事情もあります。それでも公共交通機関では予想外の揺れや人の動きもあるため、私はあの日以来、ベビーカーのそばを通るときは以前より少し気をつけるようになりました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














