「妻だけの仕事にするつもりはないよ」親戚から嫁の役目を並べられた私を、夫がかばった一言
初めて参加した親戚の集まりで
夫と結婚してから初めて、夫側の親戚が集まる席に参加したときのことです。
最初はみなさん笑顔で迎えてくれ、義母も「遠いところ、よく来てくれたわね」と優しく声をかけてくれました。
私も何か手伝おうと、義母と一緒に料理を運んだり、お茶を出したりしていました。
すると、それを見ていた年長の親戚が、何気ない調子で言いました。
「やっぱり、お嫁さんが来ると助かるな。これから家のことも任せられるし」
私はどう返せばいいのか分からず、曖昧に笑いました。
その人に悪気があるというより、昔からそういう役割分担が当たり前だと思っているようでした。
けれど、その後も「台所のことは覚えておかないと」「家のことは嫁さんが中心にならないとな」と話が続きます。
私は普段、フルタイムで仕事をしています。家では夫とできるほうが家事をする形で暮らしていたので、少しずつ居心地が悪くなっていきました。
夫が止められていた理由
料理を運ぼうとしていた夫にも、親戚から声が飛びました。
「お前は座ってればいいんだよ。こういうのは嫁さんに任せておけば」
夫は一度手を止めましたが、納得しているようには見えませんでした。
その後、私が空いた器をまとめていると、また同じ親戚が言いました。
「仕事してても、家のことはちゃんとやらないとな」
そのとき、夫が私のそばまで来ました。
「うちはそういうふうにはしてないよ」
親戚が不思議そうな顔をすると、夫は続けました。
「妻もフルで働いてるし、家事は二人でやってる。妻だけの仕事にするつもりはないよ」
声を荒らげたわけではありません。ただ、普段の私たちの暮らしをそのまま説明するような言い方でした。
それから夫は私が持っていた器を半分受け取り、「これ、どこに持っていけばいい?」と義母に聞きました。
義母も「じゃあお願いしようかな」と笑い、夫と一緒に片づけを始めました。
先ほどまで話していた親戚も、それ以上は何も言わず、「まあ、今はいろんなやり方があるか」と小さく頷いていました。
私たちのやり方でいい
帰りの車で、私は夫に「言ってくれてありがとう」と伝えました。
すると夫は、「俺も最初に止めればよかったな」と少し申し訳なさそうに言いました。
親戚にも親戚なりの考え方があるのでしょう。でも、それに合わせて私たち夫婦の暮らし方まで変える必要はありません。
二人で決めたことを、二人で守っていけばいい。あの日の夫の言葉で、そう思えるようになりました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














