「子どもは3人くらいいたほうがいい」親戚の前で家族計画を決めつけた叔母夫婦。だが、夫が返した本音とは
結婚を報告した親戚の集まりで
私が32歳のころ、十八歳年上の夫と結婚しました。
結婚して間もないころ、その報告も兼ねて、夫と一緒に親戚の法事へ出席したときのことです。
控室で挨拶をしていると、叔母が夫を見ながらにこやかに話しかけてきました。
「落ち着いた方ね。おいくつなの?」
「私より十八歳上です」
そう答えると、叔母は少し驚いたあと、「じゃあ、子どものことも早めに考えたほうがいいわね」と言いました。
私は曖昧に笑いました。
もちろん、親戚として先のことを気にかけてくれているのだとは思います。ただ、私たちはまだ結婚したばかり。
子どものことをどうするかも、夫婦でゆっくり考えようとしているところでした。
それでも叔母は、「年齢のこともあるし、早いほうが安心でしょう」と話を続けます。
いつの間にか人数まで決められていた
そこへ、近くにいた叔父も会話に加わってきました。
「せっかくなら、子どもは3人くらいいたほうがいいぞ。にぎやかで楽しいからな」
冗談まじりの口調でしたが、叔母も「そうそう。兄弟がいたほうが楽しいわよ」とうなずきます。
悪意があるようには見えませんでした。
それでも、私たちが何も答えていないうちから、子どもを持つことも人数も当然のように話が進んでいくことに、私は少し戸惑いました。
すると、隣で聞いていた夫が穏やかに口を開きました。
「そのあたりは、二人で相談して決めますよ」
叔父が「まあ、そうだけどな」と笑うと、夫も表情を変えずに続けました。
「まだ結婚したばかりですし、僕たちなりのペースで考えたいと思っています」
強く言い返したわけではありません。ただ、その一言で「ここから先は夫婦のことです」という線が自然に引かれた気がしました。
叔母も「そうね。二人で決めることだものね」とうなずき、その話はそこで終わりました。
帰り道、私は夫に「助かった」と伝えました。
夫は「心配してくれてるんだろうけど、決めるのは僕たちだからね」と笑いました。
親戚に悪気がなくても、家族についての考え方は人それぞれです。あのとき夫が穏やかに線を引いてくれたことで、私も無理に周囲の期待に合わせなくていいのだと思えました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














