「今日は息子の分しか作ってないの」私だけ夕食を勧めなかった義母。だが、孫の誕生後に見せた変化
私にだけ夕食の声がかからなかった日
結婚して六年。私たち夫婦には、なかなか子どもができませんでした。
私自身も焦りを感じていた時期でしたが、義母から会うたびに「子どものことはどうなの?」と聞かれるのも負担になっていました。
悪気なく聞いているのだろうとは思います。それでも、何度も同じことを聞かれると、義実家へ行くこと自体が少しずつ憂うつになっていました。
ある休日、夫と一緒に義実家を訪れたときのことです。
話をしているうちに夕方になり、義母が台所へ向かいました。しばらくすると、夫にだけ声をかけます。
「夕飯できたわよ。あなたの好きなもの作ったから」
夫が「二人で食べていこうか」と私を見ると、義母は少し困ったような顔をしました。
「今日は息子の分しか作ってないの」
私は一瞬、返す言葉が見つかりませんでした。
わざわざ私の分を用意するつもりはなかったのだと分かり、急に居場所がなくなったような気がしました。
すると夫が、「じゃあ今日は俺もいいよ」と立ち上がりました。
義母は「せっかく作ったのに」と不満そうでしたが、夫は私と一緒に帰ることを選んでくれました。
帰りの車で、夫は「母さんももう少し考えてくれればいいのに」とため息をつきました。
私もその日を境に、無理をしてまで義実家へ行かなくてもいいのだと思うようになりました。
孫が生まれてから変わった態度
それから二年後、私たち夫婦に子どもが生まれました。
義母はとても喜び、以前とは驚くほど接し方が変わりました。
「ちゃんと食べてる?何か持っていこうか」
「今度来るときは、あなたの好きなものも教えてね」
そんな言葉を聞くたび、私は少し複雑な気持ちになりました。
以前は私が一緒にいても夫のことばかり気にしていた義母が、孫が生まれてからは私にも頻繁に声をかけるようになったからです。
もちろん、関係が悪いままよりはずっといいと思います。
ただ、急に距離を縮められても、こちらの気持ちまで同じ速さで変わるわけではありません。
夫とも話し合い、義実家へ顔を出すのは無理のない範囲にすることにしました。
今では一緒に食卓を囲むこともあります。義母も私の分まで料理を用意してくれるようになりました。
以前のことを蒸し返すつもりはありません。
それでも、相手との関係は都合のいいときだけ急に近づけるものではないのだと思います。
今は少し距離を保ちながら、家族として無理なく付き合っていければ、それで十分だと感じています。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














