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2026.09.18(Fri)

「うちの子を無視するの、やめてもらえる?」庭まで来た向かいの母親。だが、子どもたちに話を聞いて分かった勘違い

「うちの子を無視するの、やめてもらえる?」庭まで来た向かいの母親。だが、子どもたちに話を聞いて分かった勘違い

庭まで来た向かいの奥さん

よく晴れた休日、ママ友が子どもを連れて遊びに来た。

うちの子とママ友の子は同じ学年で、二人は庭の砂場で夢中になってトンネルを掘っていた。

私が門の近くで見守っていると、向かいの家に車が止まった。

降りてきたのは、普段は登校班の集合場所で顔を合わせれば、あいさつをする程度の奥さんだった。

ところが、その日は車から降りるなり、まっすぐこちらへ歩いてきた。

「ちょっといい?」

いつもと違う硬い声に、私は思わずママ友と顔を見合わせた。

奥さんは砂場の二人を見ると、少し強い口調で言った。

「うちの子、この前の帰りに登校班の子に置いていかれたって泣いてたの。うちの子を無視するの、やめてもらえる?」

二人は驚いたように顔を上げた。

「え?私たちじゃないよ」

「何か勘違いしてませんか?」

すると奥さんは眉を寄せた。

「でも、本人がそう言ってるのよ。泣いて帰ってきたんだから、こっちだって心配するでしょう?」

私も何か言おうとしたが、ママ友が先に口を開いた。

「それは心配になりますよね。でも、子どもたちの話と少し違うみたいなので、一度ちゃんと聞いてみます」

奥さんは少し黙ったあと、「お願いします」と言って家へ戻っていった。

二人に別々に話を聞いた

家に入ってから、私とママ友は子どもたちに一人ずつ話を聞いた。

「本当に何もなかった?」

「うん。登校班では話すけど、帰りは一緒じゃなかったよ」

ママ友の子も、ほぼ同じことを話した。

二人とも、向かいの家の子とは学年が違い、普段から一緒に下校しているわけではなかった。

ママ友は聞いた内容を忘れないよう、手帳に短く書き留めた。

「こっちも決めつけたくないし、聞いたことをそのまま伝えてみようか」

私も頷いた。

思い込んでいたのは母親のほうだった

後日、私はママ友と一緒に向かいの家を訪ねた。

ママ友は手帳を見ながら、落ち着いた声で話した。

「二人に別々に聞いたんですけど、その日は一緒に帰っていないと言っています。念のため、娘さんにも誰のことだったのか、もう一度聞いてもらえませんか?」

奥さんは少し驚いた顔をした。

「…私、あの二人だと思い込んでたかもしれない」

娘さんからは「登校班の子に置いていかれた」とだけ聞いていたという。ちょうど二人が庭で遊んでいるのを見て、この二人のことだと思ってしまったそうだ。

その日の夕方、奥さんがもう一度訪ねてきた。

「娘に聞き直したら、別の子たちのことでした。急に責めるようなことを言って、本当にごめんなさい」

奥さんは申し訳なさそうに頭を下げた。

それ以来、少し気まずさは残ったものの、道で会えば以前と同じようにあいさつを交わしている。

子どもが泣いて帰ってくれば、親として心配になる気持ちは分かる。それでも、相手を責める前に「誰が、いつ、何をしたのか」を確かめることは大切なのだと感じた出来事だった。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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