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2026.10.18(Sun)

「おたくのお嬢さんが欲しがったんじゃありません?」娘を疑ってきた同級生の母親。だが、玄関先で態度を変えたきっかけ

「おたくのお嬢さんが欲しがったんじゃありません?」娘を疑ってきた同級生の母親。だが、玄関先で態度を変えたきっかけ

玄関先で娘を責め始めたお母さん

夕飯の支度をしていると、突然、玄関の呼び鈴が鳴りました。

ドアを開けると、小学2年生の娘と同じクラスの子のお母さんが立っていました。

何だろうと思っていると、挨拶もそこそこに話し始めたのです。

「おたくのお嬢さん、うちの子のマスコットを持っていますよね。返してもらえますか?」

思い当たるものがありました。

その日、娘が友達からもらったと言って持ち帰った、指先ほどの小さなマスコットです。

玄関の棚に置いてありました。

「うちの子が集めていたものなんです。5つもなくなっていて…」

相手のお母さんは、困ったような、怒っているような表情でした。

もしかして、娘が勝手に持ってきてしまったのでしょうか。

私は後ろに立っていた娘を振り返りました。

「ねえ、あれって本当にもらったものなの?」

すると娘は、慌てた様子で首を横に振りました。

「うん、もらったよ!私、ちょうだいなんて言ってないもん。休み時間に、みんなにどうぞってくれたの」

話を聞くと、その子がクラスの5人に1つずつ配ったというのです。

私は相手のお母さんに、娘から聞いたことをそのまま伝えました。

しかし、返ってきたのは思いがけない言葉でした。

「でも、おたくのお嬢さんが欲しがったんじゃありません?うちの子、自分から物をあげたりしませんから」

まるで娘が無理にねだったかのような言い方です。

さらに、お母さんは声を強めました。

「早く返してください」

私は思わず言葉に詰まりました。

わが家にあるのは1つだけです。残りの4つは、別のお子さんが持っているはずでした。

娘が不安そうに、私のエプロンのすそをぎゅっとつかみました。

マスコットを返した私が伝えたこと

相手のお母さんが大切にしているものなら、返したほうがいいと思いました。

ただ、娘がねだったと決めつけられたままでは、納得できません。

私は玄関の棚からマスコットを取り、小さな袋に入れて差し出しました。

「これ、お返しします。でも、娘は欲しいって頼んでいないと言っています」

相手のお母さんは袋を受け取りましたが、まだ納得できない様子でした。

私は落ち着いて言葉を続けました。

「うちにあるのは、その1つだけです」

「でも、うちの子が勝手に配るなんて…」

「それなら、一度お嬢さんに聞いてみてもらえませんか?どうしてみんなにあげたのか、まだ分からないですよね」

そして、もう1つ気になっていたことを伝えました。

「それに、学校にはおもちゃを持ってこない決まりもありますよね。大切なものなら、持っていかないようにお話ししてあげてください」

お母さんは何か言いかけましたが、口を閉じました。

少しの沈黙のあと、手元の袋を見つめながら、小さな声で言いました。

「……そうですね。私、ちゃんと娘に聞いていませんでした」

そして、こちらに頭を下げたのです。

「すみません。なくなったと思って、つい……。確認もしないで決めつけてしまいました」

ほかの家に行く前に、まず娘に話を聞いてみると言って、その日は帰っていきました。

翌日、学校から帰ってきた娘は、その子と手をつないでいました。

うちの門の前で、その子が私にぺこりと頭を下げました。

「昨日はママが怒ってごめんなさい。私がみんなにあげたかったの」

「そうだったんだね。教えてくれてありがとう。また遊びにおいで」

そう答えると、その子はほっとしたように笑いました。

娘も笑顔で、大きく手を振っていました。

昨日、私のエプロンを握りしめていた娘が、いつもの表情に戻ってくれたことが、何よりうれしかったです。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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