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2026.10.10(Sat)

「中小企業の営業で年収500万円とか大変じゃない?」バス停で夫を見下すように話したママ友に、隣のママが返した一言

「中小企業の営業で年収500万円とか大変じゃない?」バス停で夫を見下すように話したママ友に、隣のママが返した一言

会うたびに家のことを聞いてくるママ友

4歳の息子と、住宅街のバス停で幼稚園の送迎バスを待っていたころのことです。

そこでは同じ組のママ友と、ほぼ毎朝顔を合わせていました。

「息子くん、スイミング以外にも何かやってる?」

「ううん、今はそれだけだよ」

「そっか。うちは英語とピアノもやらせてるんだ」

そんなふうに、ママ友は何かと私の家のことを聞いてきました。

習い事だけでなく、夫の勤め先や家の広さまで。

世間話のつもりで「夫は小さな会社で営業をしているよ」と答えたこともあります。

けれど、年収について聞かれたときだけは、いつも笑って話を変えていました。

答えるたびに自分の家の話を重ねられるので、だんだんと比べられているような気持ちになっていたのです。

年収を決めつける一言に、隣のママが

ある朝、バス停には私を含めて母親が5人いました。

私の隣には30代後半くらいのママ、近くにほかのお母さんが2人。

そして、いつものママ友が正面に立っていました。

「この前、夫の会社でボーナスが出たんだけど、大手ってボーナスだけで100万円も出るのよ」

「へえ、すごいね」

近くのお母さんが返すと、ママ友は私に向き直りました。

「そういえば、旦那さんって中小企業の営業だったよね?」

「うん、そうだよ」

「中小企業の営業で年収500万円とか大変じゃない?」

一瞬、言葉が出ませんでした。年収の話はしたことがないのに、勝手に数字を出されてしまったのです。

しかも、周りの人にも聞こえる声でした。

気まずそうに視線をそらすお母さんたちを見て、余計にいたたまれなくなりました。

毎晩遅くまで働く夫のことを思うと、腹も立ちます。

でも、子どもたちの前で言い争いにはしたくありません。

私は息子の手を握りながら、返す言葉を探していました。

そのとき、隣のママが口を開きました。

「あの、うちの夫も中小企業の営業だよ。今の言い方、ちょっと気になるな」

「えっ……いや、そんな意味じゃ……」

「うん。でも、お給料の話って人それぞれだし、ここでしなくてもいいんじゃない?子どもたちも聞いてるよ」

ママ友は口をつぐみました。

近くにいた2人もうなずき、そのうちの1人が「私もそう思ってた」と小さく言いました。

ママ友は顔を赤くして、「そんなつもりじゃ…」と繰り返しました。

ちょうどそこへ送迎バスが角を曲がってきました。ママ友は私たちと目を合わせないまま、子どもをバスに乗せました。

その晩、私は夫に「いつもありがとう」と伝えました。朝の出来事を思い返して、夫が毎日働いてくれていることに、改めて感謝したくなったのです。

それから、ママ友はバス停で他人の家庭について聞かなくなりました。朝の会話も以前より減り、今では少し離れたところからバスが来る方向を見ています。

私は隣のママが言ってくれた言葉を、今も覚えています。誰かを言い負かすのではなく、嫌だったことを短く伝えてくれたのがうれしかったのです。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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