「行けたら行きます」義母の古希祝いを当日欠席した義姉。半年後、娘の結婚式への出席を念押しされた私が同じ言葉を返すと
当日の朝に変わった義母のお祝いの予定
夫の実家では、家族の集まりの予定が当日になって変わることが珍しくありませんでした。
私の実家では、日時を決めたらその予定に合わせて動くのが普通だったので、結婚したばかりのころは戸惑ったものです。
とくに義姉は、連絡なしに遅れて来たり、当日の朝になって欠席を知らせてきたりすることがありました。
そんな中、義母の古希のお祝いをわが家で開くことになりました。
私は何日も前から準備を進め、当日は料理とケーキを用意しました。
義姉にも日時は伝えていましたが、返事は「行けたら行く」という曖昧なものでした。
それでも当日まで欠席の連絡はなく、義姉の分も用意していたのです。
ところが、その日の朝、義姉から電話がかかってきました。
「ごめん、今日やっぱり行けなくなった」
「えっ、そうなんですか。もう料理も準備していて…」
「そうなの?でも、また今度でいいじゃない。家族なんだし」
「今日はお義母さんの古希のお祝いですし、前からお伝えしていましたよね」
「でも、行けたら行くって言ったでしょ」
そう言われると、それ以上は何も言えませんでした。
確かに、義姉は最初から出席を約束していたわけではありません。それでも、準備して待つ側のことを少しは考えてほしかったのです。
その日、義姉のために用意した取り皿とケーキは、最後まで残ったままでした。
半年後、義姉から念を押されて
それから半年後、義姉の娘の結婚式が決まりました。
家族で夫の実家に集まった日のことです。
義父母が居間でお茶を飲んでいると、義姉が招待状のカードを持ってやって来ました。
「うちの子の結婚式、絶対来てよね」
そう言って、私にカードを差し出しました。
「あなたたちの席も決めてあるし、料理も人数分頼んであるんだから」
私は、その言葉を聞いて半年前のことを思い出しました。
すぐに返事をしない私に、義姉はさらに念を押します。
「ちゃんと来られるんでしょ?予定空けておいてよ」
私は少し間を置いて答えました。
「行けたら行きます」
「えっ?いや、結婚式なんだから、はっきりしてよ」
義姉は驚いた様子で私を見ました。
「そうですよね。料理も席も準備していたら、困りますよね」
「…どういうこと?」
「お義母さんの古希のお祝いのとき、同じことを言われたんです。あの日も、料理を用意して待っていたので」
義姉は少し気まずそうな顔をしました。
「でも、あれは家族の集まりだったでしょ。結婚式とは違うじゃない」
すると、それまで黙って聞いていた義父が口を開きました。
「家族の集まりだって、準備して待ってる人がいるんだよ。あのときは母さんもがっかりしてたぞ」
義母も、小さくうなずきました。
義姉は何か言いかけましたが、結局何も言わず、手元のカードに目を落としました。
私は、本当に結婚式を欠席しようと思っていたわけではありません。出欠の返事は、きちんとするつもりです。
ただ、あの日、自分が言われた言葉をそのまま返されたら、義姉はどう感じるのだろうと思ったのです。
居間にはしばらく沈黙が流れ、義姉からそれ以上、出席を念押しされることはありませんでした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














