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2026.11.06(Fri)

「おおきいおと、こわかったね」鉄道博物館からの帰り道、何度も同じ言葉を繰り返す2歳半の息子。帰宅後の行動に思わず笑った

「おおきいおと、こわかったね」鉄道博物館からの帰り道、何度も同じ言葉を繰り返す2歳半の息子。帰宅後の行動に思わず笑った

保育園をがんばったごほうび

2歳半の息子は、電車が大好きです。

散歩では線路沿いの道に行きたがり、踏切の音が聞こえると、その場で立ち止まって電車が来るのを待っています。

そんな息子が、9月は一度も体調を崩さずに保育園へ通うことができました。

「毎日がんばったし、何かごほうびをあげたいね」

私がそう話すと、夫が提案してくれました。

「鉄道の博物館に行ってみる?喜ぶんじゃない?」

「いいね!連れていこうか」

当日の朝、息子は電車の柄のリュックを背負い、玄関で靴を履いたまま待っていました。

博物館に着くと、予想どおり大喜び。

展示されている車両を見つけるたびに指をさし、興奮した様子で声をあげていました。

館内の窓からは、博物館のすぐそばを走る新幹線も見えました。

「みて!しんかんせん、きた!」

夫に抱っこされた息子は、足をばたばたさせて大はしゃぎ。

お昼ごはんのあいだも、何度も窓の外を眺めていました。

こんなに喜んでくれるなら、連れてきてよかった。私も夫も、すっかりうれしくなっていました。

「午後の機関車も、近くで見せてあげたいね」

「そうだね。前のほうで見られるといいね」

ところが、その機関車が息子にとって思いがけない体験になったのです。

汽笛が鳴った瞬間から

午後になり、蒸気機関車が回転する台の上で向きを変える見学の時間になりました。

私たちは柵のすぐ前に場所を取り、夫が息子を抱っこして機関車のほうへ向けました。

大きな黒い車体が、ゆっくりと回っていきます。

息子もじっと機関車を見つめていました。

そして、機関車が回り終わった、その瞬間です。

突然、大きな汽笛が鳴り響きました。

私も驚くほどの音でした。

すると息子は、夫の胸にぎゅっとしがみつき、大きな声で泣き出したのです。

「こわい!もうかえる!」

「びっくりしたね。もう行こうか」

夫が声をかけても、息子はなかなか泣きやみません。

私たちは見学を途中で切り上げ、館内の静かなベンチまで移動しました。

お茶を飲ませ、背中をさすっているうちに、ようやく落ち着いてきました。

夕方、帰りの電車に乗ると、息子は私のひざの上で窓に映る自分の顔を見ていました。

そして、ぽつりとつぶやいたのです。

「おおきいおと、こわかったね」

「そうだね。びっくりしたね」

私が答えると、しばらくしてまた同じことを言いました。

「おおきいおと、こわかったね」

乗り換えの駅でも、家の最寄り駅でも、何度も繰り返します。

あれほど夢中になっていた新幹線の話は、すっかり出てこなくなりました。

夫と私は顔を見合わせ、思わず苦笑い。

どうやら息子の心には、あの大きな汽笛の音が強く残ってしまったようです。

ところが、家に着くと少し意外なことがありました。

息子はまっすぐおもちゃ箱へ向かい、木の機関車を取り出したのです。

そして、私たちの前で機関車を高く持ち上げました。

「ぽーっ!」

自分で汽笛の音をまねしたあと、少し真面目な顔で言いました。

「こわいね」

「そうだね。大きな音だったね」

すると息子はにっこり笑い、もう一度機関車を持ち上げました。

「ぽーっ!」

それを見ていた夫が、笑いながらひと言。

「自分で言うのは怖くないんだね」

あんなに泣いていたのに、家では楽しそうに汽笛をまねする息子。

楽しかったことだけでなく、びっくりしたことも含めて、息子にとって忘れられない一日になったのかもしれません。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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