「ふーん、そうか」私のアイデアを聞いてくれない課長。だが、会議での課長の発言に驚いたワケ
課長に伝えたアイデア
職場で業務改善のアイデアをまとめ、直属の課長に話したのは数日前のことだった。
作業効率を上げるための提案で、時間をかけて考えたものだった。自分なりに筋が通っていると思っていたし、実際に手応えもあった。
課長の反応は「ふーん、そうか」と短かった。
特に関心を持たれた様子もなく、その場で話は終わった。
不採用だったんだろうと思って、頭の片隅に追いやっていた。もう少し説明すればよかったかな、とは思ったが、次の機会にしようと切り替えていた。
数日後、別の会議への出席を告げられた。議題はいつもと変わらないものだと思っていた。会議室に入ったとき、まさかあの案が出てくるとは考えてもいなかった。
ホワイトボードに書かれたもの
課長がホワイトボードを使いながら話し始めた内容を見て、手が思わず止まった。
先日自分が話した案と、ほぼ同じだった。
フローの組み替え方、優先順位のつけ方、そのまま使われていた。最初は偶然の一致かと思ったが、説明が続くにつれて確信に変わった。
「これ、自分でずっと考えていた」
そう前置きしてから、課長はホワイトボードを指して説明を続けた。出席者の反応は良かった。「それ、いいと思います」「さすがですね」という声が続いた。
その瞬間、言葉が喉に詰まった。発案者は私だ、と告げる一言が出てこない。会議中ずっと、頭の中だけで繰り返した。称賛を受けながら説明を続ける課長を、ただ横目で見ていた。
黙った自分に一番腹が立った
会議が終わっても課長から声はかからなかった。席に戻っても、廊下ですれ違っても、何も言われなかった。同僚に「今日の会議よかったよね」と話しかけられて、なんとか相槌を打った。
帰り道、ぐるぐると考えた。言えばよかった。でも言えなかった。その繰り返しだった。あのとき手を挙げていれば、何かが変わったかもしれない。
でも変えられなかった。電車のドアが閉まっても、考えは止まらなかった。
評価してもらえなかったことへの悔しさより、あの場で黙ってしまった自分への腹立たしさのほうが大きかった。場の空気を壊したくなかったのはわかる。それでも、何も言わなかったのは自分だ。あのアイデアを考えた時間も、課長に話した勇気も、どこかに消えてしまった気がした。
もしまた同じことが起きたら、次は言えるだろうか。そう考えながらも、まだ答えが出ていない。そのモヤモヤは今も、胸のどこかに居座り続けている。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














