「妊娠してる娘を置いて、よくもこんな真似を!」妊娠中の私に嘘を重ねた夫→車に仕掛けた録音が暴いた後輩との不倫
休日の言い訳
二人目の妊娠が分かってからというもの、夫はどこか落ち着かなくなった。
携帯は手放さず、急に身なりに気を遣い始め、出費も増えた。そして休みのたびに、外へ出ていく。
「日曜まで仕事なんて、大変だね」
「俺は仕事だって言ってるだろ」
確かめるつもりで口にした言葉に、夫は不機嫌に返した。
重いお腹をさすりながら、私は黙って見送るしかなかった。
違和感が確信に変わったのは、置き忘れたタブレットを見た夜だった。会社の後輩との会話が、画面いっぱいに残っていた。
「奥さんには内緒だよ」という一文を見たとき、体の芯が冷たくなった。
遡れば、私が「仕事で遅くなる」と聞かされ、大きなお腹で一人夕飯を待っていた夜の日付と、二人が会っていた記録が、ぴたりと重なっていた。
けれど私は、その場で取り乱さなかった。
お腹の子を守るために、感情より先に証拠だと言い聞かせた。
味方になった父
問い詰めると、夫は一度は別れると謝った。
それなのに、数日後にはまた「仕事」と出ていく。謝罪は口先だけだった。
「ごめんって言ったよね?まだ続けてるの?」
「証拠もないのに、しつこいぞ」
一人ではこの嘘に勝てない。私は実家の父に頼った。
「父さんがついてる。きっちり証拠を残そう」
父はそう言って、すぐに動いてくれた。
私たちは夫の車に位置情報の機器と録音機を仕掛け、毎日その記録を二人で確かめた。「仕事」と言った日に限って、車は決まった場所で何時間も止まっていた。録音には、後輩との笑い声まではっきり残っていた。
「焦らなくていい。冷静なほうが勝つ」
父の落ち着いた声に、私は何度も救われた。
音声の前で
記録がそろった朝、父と並んで夫の前に座り、すべてを示した。
「仕事だって言うなら、これ聞いてくれる?」
録音された後輩との会話を再生すると、夫の顔色が変わった。
「いや、これは…話を合わせてただけで」
「話を合わせるだけで、こんな時間まで一緒にいるの?」
「その日はたまたまだって」
位置情報の履歴を見せると、夫は言葉を失った。
「仕事」「たまたま」と並べていた言い分が、記録の前で次々に崩れていく。
「妊娠してる娘を置いて、よくもこんな真似を!」
父の一言に、夫はうつむいたまま動けなくなった。あれほど強気だった人が、今は私と父の前で身を縮めている。
「もう十分。この子と二人で生きていくほうが安心なの」
夫は何度か言いかけて、そのたびに口をつぐんだ。隣で父が、大丈夫だというように小さくうなずく。味方がいる安心の中で、私は静かに前を向けた。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














