tend Editorial Team

2026.06.22(Mon)

「はい、これ。畑で採れたから」義両親の連日アポなし訪問。だが、実家に帰ると告げた後の夫の態度に救われた

「はい、これ。畑で採れたから」義両親の連日アポなし訪問。だが、実家に帰ると告げた後の夫の態度に救われた

毎日来る義両親

新居は、義実家から車で五分の場所にある。

里帰り出産で私が留守の間に、引っ越しは夫と義両親が済ませてくれていた。

だから義両親は、わが家の間取りも収納も、全部頭に入っている。それがいけなかったのかもしれない。

退院して戻ると、義両親はまるで自分の家のように出入りするようになっていた。

連絡はない。

義父は朝、義母は昼、それぞれ違う時間に、毎日やってくる。

「はい、これ。畑で採れたから」

手土産は欠かさない。だから最初は、私も笑顔で受け取っていた。

けれど、生まれたばかりの子を抱えての毎日は、想像以上に過酷だった。

「今日はね、煮物を多めに作ったのよ」

義母の善意は、本物だったと思う。それでも、玄関の呼び鈴が鳴るたびに体がこわばるようになっていた。

擁護する夫

やっと眠った子が、インターホンの音で泣き出す。いつ来るか分からないから、心が休まらない。シャワーを浴びる時間さえ、落ち着いて取れなかった。

寝不足のまま、私はだんだん追い詰められていった。

ある日、届け物を受け取るだけ受け取って、私は黙ってドアを閉めた。

冷たい態度だった自覚はある。けれど、もう笑う余裕がなかった。

その夜、義両親から夫に苦情の電話が入った。電話を切った夫は、私を責めた。

「良かれと思ってるんだから優しくしろよ」

「親父もお袋も、傷ついたって言ってたぞ」

私は何も言い返せなかった。

味方だと思っていた人にまで責められて、胸の奥が冷えていった。

折れた夫

けれど、その晩、ついに我慢の糸が切れた。

「やっと寝かしつけたのに、インターホンで起こされる毎日なの。いつ来るのか、一日中、気が休まらないの」

涙が止まらなかった。

「もう来ないでって伝えて。それができないなら」

「子供を連れて実家に帰る」

その言葉に、夫はようやく事の重さに気づいたようだった。テレビを消して、私の前に座り直す。

「……悪かった。お前にばっかり、負担を押しつけてた」

翌朝、夫は義両親に電話をかけ、「来るときは前もって連絡してほしい」と、自分の言葉で伝えてくれた。それでも勝手に来ることはあったけれど、私は態度を変えなかった。

そのたびに、夫が玄関で間に入る。

「連絡なしはやめてって言ったろ。母さん、約束は守って」

義母はばつが悪そうに、義父は目を泳がせて引き返していく。最初は不満そうだった二人も、何度か繰り返すうちに、来る前には必ず一本の電話を入れるようになった。

あれだけ義両親の肩を持っていた夫が、今ではすっかり私の側だ。気づけば、突然の訪問はぴたりと止んでいた。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.08.11(Tue)

「押し付けるのは、もうやめて」役員決めで私に負担を丸投げするママ友。だが、別のママの一言が黙らせた瞬間
tend Editorial Team

NEW 2026.08.11(Tue)

「ただの友達だって」親友との浮気を否定した彼。後日、別の友人から聞いた事実に感じた本音
tend Editorial Team

NEW 2026.08.11(Tue)

「みんな3000円くらいかな」娘の友達の誕生日会で渡したプレゼント。後日、娘の誕生日にもらった品に感じた違和感とは
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.09.11(Thu)

【第一子出産】元NGT48・荻野由佳「まさに奇跡の連続でした!」と感動を綴る。ファンから「かわいい…愛おしい」と祝福の嵐
tend Editorial Team

2026.05.04(Mon)

「処分が軽いのでは?」「職員を監視するシステムが必要」とネットで物議に。フィフィ、議会でのスマホゲーム使用に対する辞職勧...
tend Editorial Team

2026.05.15(Fri)

「物価高倒産」が過去最多に。価格転嫁できない現場の窮状と供給網崩壊の危機
tend Editorial Team