「まだ同じ会社にいるの?」夫の収入に文句を言う義母→黙っていた妻がついに言い返した瞬間
顔を合わせるたびに仕事を聞かれて
結婚してから、盆や正月には妻と一緒に、妻の実家へ帰省していました。
義父は穏やかな人でしたが、義母は以前から、僕の仕事や収入を気にするところがありました。
「最近、仕事は順調なの?」
最初は、近況を尋ねられているだけだと思っていました。
ところが、勤務先や給料の話になると、義母は決まってため息をつくのです。
「その会社、これからも大丈夫なのかしら」
「もう少し条件のいいところを探したほうがいいんじゃない?」
僕は特別高い収入を得ているわけではありません。
それでも共働きの妻と相談しながら、無理のない範囲で生活し、毎月少しずつ貯金もしていました。
夫婦としては、今の暮らしに大きな不満はありません。
しかし義母は、僕の収入だけで家庭を支えられないことが気になるようでした。
「娘に苦労させていないでしょうね」
そう言われるたびに、まるで妻を養えていない夫だと責められているようで、居心地の悪さを感じました。
妻はそのたびに話題を変えようとしてくれましたが、義母に強く言い返すことはありませんでした。
母親と揉めたくないという気持ちもあったのでしょう。
僕も、せっかくの帰省で空気を悪くしたくないと思い、曖昧に笑って受け流していました。
「私たちが納得して暮らしているから」
ある年の盆休み、妻の実家で夕食を囲んでいたときのことです。
義母は、僕が勤めている会社の話を聞くと、また心配そうな顔をしました。
「まだ同じ会社にいるの?」
「はい。忙しいですけど、今のところ続けるつもりです」
僕がそう答えると、義母は箸を置きました。
「でも、そのお給料では将来が心配でしょう」
「子どもができたら、今のままでは厳しいんじゃないの?」
子どもについては、夫婦で話し合っている途中でした。
義母に詳しく説明するつもりはありませんでしたが、僕たちの生活を収入だけで判断されることには、さすがにつらさを感じました。
それでも何と答えれば角が立たないか迷い、黙っていると、義母はさらに言葉を続けました。
「男の人なら、もう少し稼げる仕事を探してもいいと思うけど」
そのとき、隣に座っていた妻が静かに箸を置きました。
「お母さん、もうその話はやめて」
義母は驚いたように妻を見ました。
「私はあなたのことが心配だから言っているのよ」
「心配してくれるのはありがたいよ。でも、私たちの暮らし方は二人で決めているから」
妻は落ち着いた声で、言葉を続けました。
「夫は毎日きちんと働いているし、家のことも一緒にやってくれている。私は苦労させられているなんて思っていないよ」
「だから、仕事や収入のことで、これ以上夫を責めるようなことは言わないで」
義母はすぐには納得できない様子でした。
「でも、親としては将来が心配でしょう」
「心配でも、私たちが納得して暮らしているなら、まずは見守ってほしい」
妻がはっきり伝えると、義母は小さく息をつき、それ以上は何も言いませんでした。
帰りの車の中で、妻は僕に謝りました。
「もっと早く言えばよかった。ずっと嫌だったよね」
僕は、妻が自分の言葉で母親に向き合ってくれたことが、何よりうれしく感じました。
その日を境に、義母がまったく口を出さなくなったわけではありません。
それでも仕事や収入の話になったときは、妻が「その話はもうしない約束だよ」と止めてくれるようになりました。
僕たちも帰省の回数や滞在時間を調整し、無理をして付き合わないようにしています。
家族であっても、夫婦の生活にどこまで踏み込んでよいかは別の話です。
妻が境界線を示してくれたことで、僕たちは以前よりも落ち着いて、自分たちの生活を守れるようになりました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














