「有給の日、どこに行くの?」私生活を何でも聞いてくる同僚。だが、私が返した一言
何気ない雑談から、質問がどんどん増えていった
以前の職場で、私の隣には年上の同僚が座っていました。
よく話しかけてくれる人で、最初のころは天気や昼食の話など、ちょっとした雑談をする程度でした。
ところが私が入籍したことを伝えてから、少しずつ質問の内容が私生活に踏み込むようになりました。
「旦那さんとはどこで知り合ったの?」
「どんな仕事をしてる人?」
一つ答えると、そこからまた別の質問が続きます。悪気があるようには見えません。ただ、私が曖昧に答えると、かえって気になるようでした。
「休みの日は何してるの?」
「家にいることが多いですよ」
「え、せっかくの休みなのに?どこにも行かないの?」
私はなるべく短く答えていましたが、それでも会話がなかなか終わりません。
あるとき、私が翌週に有給を取ることを知った同僚から、また声をかけられました。
「有給の日、旦那さんと出かけるの?」
「ちょっと用事があって」
「どこに行くの?一日休むくらいだから遠出?」
その日は仕事が立て込んでいたこともあり、画面を見ながら返事をしているうちに、手がすっかり止まっていることに気づきました。
短く伝えると、少しずつ距離感が変わった
私はそこで、いつものように曖昧に笑ってやり過ごすのをやめました。
怒った口調にはせず、そのままの調子で伝えました。
「有給の話はそのくらいで、そろそろ業務に戻しませんか」
同僚は少し驚いたようにこちらを見ました。
「あ、ごめん。話しすぎたね」
そう言って、自分のパソコンへ向き直りました。
翌日も私生活について聞かれることはありましたが、私は「そうですね」「特に何もないですよ」と短く答えて仕事へ戻るようにしました。
すると、それまで何度も続いていた質問は少しずつ減っていきました。
しばらくして給湯室で別の同僚と話していたとき、その人がぽつりと言いました。
「あの人、いろいろ聞いてくるよね。私も答えに困ることある」
そこで初めて、距離の近さに戸惑っていたのは私だけではないのだと分かりました。
それでも、隣の同僚との関係が悪くなったわけではありません。仕事の相談は以前と変わらずできますし、朝には普通に挨拶もします。
ただ、以前のように「今日は何を聞かれるだろう」と身構えることはなくなりました。
相手に悪気がなくても、話したくないことまで答える必要はない。曖昧に我慢するより、穏やかに線を引くほうが、お互いに仕事をしやすいこともあるのだと思った出来事です。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














