「彼氏なんだから多めに出すのは当たり前でしょ」支払いを任せきりの彼女。だが、友人との食事中に気まずい空気が流れた理由
デートのたびに「お金がない」と言う彼女
数年前に付き合っていた彼女は、何かにつけて「お金がない」と言う人でした。
食事に行っても旅行に出かけても、支払いはほとんど僕の役目。
最初は気にしていませんでしたが、それが続くうちに、少しずつ負担に感じるようになっていました。
ある休日の昼、彼女と定食屋で食事をしたときのことです。
僕が伝票を手に取ると、彼女が申し訳なさそうに手を合わせました。
「ごめん、今月ピンチでさ。今日もお願いしていい?」
「また?先月もそう言ってなかった?」
「うん、ごめん。次は私が出すから」
そう言われると、それ以上は何も言えませんでした。
けれど、実際に彼女が払ってくれることはなく、次のデートでも同じやり取りの繰り返しでした。
そんなある日、ネットで彼女の写真を見かけました。
友人たちと何軒ものカフェを巡った写真や、買ったばかりの服を見せる写真。それも一度きりではなく、ほぼ毎月のように載っていたのです。
友人と出かけること自体は構いません。ただ、僕と会うときだけ毎回お金がないと言われるのは、どうしても引っかかりました。
次のデートで、そのことを聞いてみました。
「この前、カフェ行ってたんだね」
「ああ、写真見たの?」
「うん。結構行ってるんだなと思って」
「友達と行くのはたまにだよ」
「でも、僕と会うときはいつもお金ないって言うじゃん」
すると彼女は、少し不機嫌そうな顔になりました。
「だって、彼氏なんだから多めに出すのは当たり前でしょ」
その言葉に、僕は何も返せませんでした。
多めどころか、ほとんど全部払っているのに。彼女はそれを当然だと思っていたのかと、がっかりしました。
友人が見せた写真で気まずい空気に
その後、共通の友人と彼女と僕の3人で、夜のレストランへ行く機会がありました。
料理を待っていると、友人が携帯電話を取り出しました。
「そういえば、この前のカフェの写真、見た?」
そう言って彼女に画面を見せながら、楽しそうに話し始めました。
「あそこ、よかったよね。また行きたいな」
彼女は「うん、そうだね」と返しましたが、僕と目が合うと、少し気まずそうに視線をそらしました。
僕も黙って聞いていたのですが、以前のやり取りを思い出し、つい口を挟んでしまいました。
「そういえば、今月厳しいって、言ってたよね」
彼女は僕の顔を見て、黙ってしまいました。
友人が不思議そうに尋ねました。
「え、どうしたの?」
「いや、僕と会うときはいつもお金がないって言うから。食事代もずっと僕が払ってて」
「えっ、そうだったの?」
友人が彼女を見ると、彼女はグラスに視線を落としました。
「いや、その……」
何か言おうとしていましたが、結局それ以上は何も言いませんでした。
友人も気まずそうに携帯電話をしまい、話題はそこで途切れました。
友人の前で言うことではなかったかもしれません。ただ、僕もそれまでの不満を抑えきれなかったのだと思います。
その日の会計では、彼女は何も言わずに自分の財布を出しました。
それから数か月後、僕たちは別れました。
今では、自分で選んだ店で、好きなものを気兼ねなく頼んでいます。
振り返ると、支払うこと自体よりも、それを当たり前だと思われていたことがつらかったのだと思います。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














