アプリのプロフィール写真は、カフェのテラスで微笑む柔らかい表情。職業は「IT系企業勤務(リモート可)」、趣味は「カメラと読書とキャンプ」。
メッセージのやり取りも丁寧でユーモアがあって、「あれ?もしかして当たり引いたかも」って思ったんです。
最初に会ったのは、表参道の落ち着いたカフェ。
服装も清潔感があって、話し方も穏やか。第一印象は、プロフィール通り“ちゃんとした人”。お互い犬を飼っている話で盛り上がって、帰り道もすごく自然に「また会いたいね」と言ってくれた。
2回目のデートは彼の提案で、代々木公園でピクニック。
手作りサンドイッチ持ってきてくれて、なんかもう「え、理想すぎん?」って内心舞い上がってた私。
でも、違和感はその後、少しずつ、でも確実に現れ始めた。
違和感その1:「なんでも俺に合わせてくれるよね?」
3回目のデートの後、彼から唐突に言われた言葉。
「◯◯ちゃんって、なんでも俺に合わせてくれるよね?そういうところ、いいと思う」
……ん?なんか変な褒め方。
その時はまだ深く考えなかったけど、振り返ればこの一言が全ての始まりだった。
違和感その2:「それって、俺の前で言う話かな?」
4回目、夜ごはんを食べながら何気なく話した、元カレの愚痴。
「そういえば、昔の彼がすごい束縛する人でさ〜」って話した瞬間、彼の目がピクリと動いたのがわかった。
「それって、俺の前で言う話かな? 俺にそうなってほしくてわざと話してる?」
……え?なにそれ。
冗談かと思って笑い飛ばしたけど、彼の顔は笑ってなかった。
違和感その3:「どこで何してるか、言っておいて」
会う頻度が増えるにつれ、彼からのLINEは増え、連絡がちょっとでも遅れると電話がかかってくるようになった。
「心配だから。ちゃんと連絡してって言ったよね?」
え、これって「心配」じゃなくて、ただの「監視」じゃない…?
しかも、インスタのストーリーに男友達が写ってると、「誰?いつの写真?なんで言わないの?」と問い詰められる始末。
そして決定打:「もう他の人とは連絡とらないで」
会って1ヶ月もしないうちに、こんなLINEが来た。
「俺は◯◯ちゃんに本気だから、もう他の人とは連絡とらないで欲しい。アプリも消してね」
あのさ…まだ「付き合おう」って言われてもないのに…?
これは無理だと思って、距離を置こうとしたら、まさかの逆ギレ。
「俺を試してたの?俺を弄んだの?」
ブロックした後、謎の捨てアカからDMが…
恐ろしくなってLINEをブロックしたら、翌日インスタのDMに知らないアカウントからメッセージが。
「どうして連絡くれないの?」
アカウント名も、プロフィールも何も書かれてないのに、なぜか彼だって直感でわかった。
怖くなってインスタも非公開にした。
まとめ:プロフィールが完璧でも、“違和感”は見逃すな
あんなに「優しくて、趣味も合って、話も上手い人」だと思っていたのに、まさかここまで“地雷男”だったとは。
でも、今思えば最初の“変な褒め言葉”も、“急に近づきすぎる距離感”も、全部サインだった。
マッチングアプリでの出会いは「人を見る力」がすべて。
表面的なプロフィールや初回の印象に惑わされず、違和感はちゃんとキャッチして、自分の直感を信じてください。