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2026.06.12(Fri)

「当たり前だろ、なんで疑うんだよ!」残業と出張で忙しいと言っていた彼。だが、知人が明かした事実に結婚をやめた

「当たり前だろ、なんで疑うんだよ!」残業と出張で忙しいと言っていた彼。だが、知人が明かした事実に結婚をやめた

増えていく外出

結婚を前提に付き合って、何年か。

彼との将来を、当たり前のように思い描いていた頃だった。

変化に気づいたのは、些細なことからだった。

彼の外出が、急に増えたのだ。

「残業と出張で忙しいんだ」

口ぐせのように、彼はそう言うようになった。

休日にも、急な予定が入る。スマホを伏せて置く回数も、明らかに多くなっていた。

きっかけは、少し前に偶然目にした通知だった。

知らない相手からの「また会いたい」という一文。仕事だろうと思おうとしても、その後の彼の様子が、引っかかりを大きくしていった。

問い詰めれば、すぐに言い逃れされる。そう感じた私は、あえて何も言わず、彼を泳がせて観察することにした。感情をぶつける前に、確かな事実がほしかった。

届いた目撃情報

「今夜も残業だから、先に寝てて」

「うん、無理しないでね」

笑顔で送り出しながら、私はその日付を頭に刻んだ。

嘘は重ねるほど、どこかでほつれる。私は静かに、その時を待った。

数週間がたったある日、共通の知人から思いがけない連絡が入った。

私と彼、どちらとも長い付き合いのある人だった。

「言うか迷ったんだけど……彼、女の人と二人でいたよ」

場所も時間も具体的だった。それは、彼が「出張」と言っていた日と、ぴたりと重なっていた。

取り乱しはしなかった。むしろ、ばらばらだった違和感が、一本の線につながった気がした。長く私たちを見てきた人の証言という確かな事実が、ようやく手に入ったのだ。

立場が変わった朝

翌朝、私は落ち着いて彼に切り出した。

「出張だったあの日、本当に出張だった?」

「……当たり前だろ、なんで疑うんだよ!」

「あなたが女の人と一緒にいたって、知ってる人から聞いたの」

彼の顔が、はっきりとこわばった。

「人違いに決まってる」

「私たちを昔から知ってる人が、はっきり見たって言ってるよ」

その名前を出した途端、彼は言葉に詰まった。

「出張」「人違い」と並べていた言い分が、証言の前でみるみる崩れていく。最後には、何も言い返せず黙ってしまった。

「結婚の話は、ここで終わりにするね」

いつも余裕のあった彼が、顔を青くして引き留めようとする。けれど私の気持ちは、もう動かなかった。

「ちゃんと確かめてから決めて、本当によかった」

彼はうつむいたまま、何度も言いかけては口を閉じた。結婚の二文字は、その朝静かに消えた。慌てず証言を待ったあの選択が、いちばん自分を守ってくれたのだと、今でも思っている。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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