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2026.06.12(Fri)

「離婚するって、嘘だったんです」既婚男に遊ばれて憔悴した部下→上司の私が証拠で立場を逆転させた結果

「離婚するって、嘘だったんです」既婚男に遊ばれて憔悴した部下→上司の私が証拠で立場を逆転させた結果

面談に来た後輩

私のもとに、面談を希望してきた後輩がいた。

仕事ぶりは誰もが認める優秀な子だ。だが、向かいに座った彼女は、見るからに憔悴していた。

「離婚するって、嘘だったんです」

絞り出すような声だった。

話を整理すると、彼女は同じ職場の既婚の先輩と、半年に及ぶ社内不倫の関係にあった。

男は妻とは終わっている、必ず離婚すると繰り返し、彼女を引き留めていたという。

「ずっと信じてました。でも全部、口だけだったんです」

その男が、裏では若い派遣社員の女性とも関係を持っていた。

同じ甘い言葉を、別の相手にも並べていたのだ。

彼女はそれを知って、精神的に追い詰められていた。

「自分が情けなくて、誰にも言えなくて」

うつむく彼女の肩が小さく震えていた。日頃、誰よりてきぱき働く子だ。

それだけに、ここまで思い詰めていたことに胸が痛んだ。

証拠を残させた

身勝手な男に、私は静かに怒りを覚えた。

だが、ここで感情を爆発させても彼女のためにはならない。

下手に騒げば、相手に逃げ道を作るだけだ。年長者として、できることは決まっていた。

「いいか、泣くのは後でいい」

「……はい」

「今すぐ、男とのやりとりを全部残しなさい。二股の証拠も、消さずに保存しておくこと」

「そんなことして、私が責められたりしませんか」

「君は被害者だ。事実を並べれば、立場がどっちにあるかは誰の目にも分かる」

彼女は黙ってうなずいた。

数日後、メッセージの記録も、男が別の女性に送っていた言葉も、すべて手元に揃った。

私は感情ではなく事実だけで動くと決め、職場の筋を通して、上長を交えた場を設けた。

彼女が記録を差し出すと、男の表情が固まった。

「待ってくれ、それは事情があって」

「妻と冷めてる、離婚するって、彼女にも私にも言ってたそうですね」

派遣社員の女性も同じことを言われていた。

そう告げられた瞬間、男は言葉を失った。視線が泳ぎ、やがて机に落ちる。何の言い訳も出てこない。同席した面々が、揃って男から目を逸らした。

「ち、違うんだ、これは」

そう言いかけて、男はまた口をつぐんだ。続く言葉が、もうどこにもないのだ。上長が静かに口を開いた。

「君の話、もう少し詳しく聞かせてもらおうか」

その日を境に、男は職場で誰からも信用されなくなった。

胸を張って歩いていた男が、今はうつむいて足早に通り過ぎる。すれ違っても、もう誰とも目を合わせようとしない。

彼女はまっすぐ前を向いて働いている。少しずつ、以前の明るさも戻ってきた。

優秀な後輩を、くだらない男の犠牲にせずに済んだ。年長者として、それだけで十分だった。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、50代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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