
「海がクラゲまみれ」横浜で異変…刺される前に知っておきたい5つの対策
2025年6月、横浜・みなとみらい近くの河口でクラゲの大量発生が確認され、SNSでは「クラゲが増えすぎて川が埋まってる」「これはもう別世界」と驚きの声が続出中。
気象台によると、プランクトンの増加や水温の上昇が主な原因とされており、「異臭や航行への影響が出ない限りは静観」としています。
しかし、海辺や川沿いを訪れる人にとっては思わぬトラブルのリスクも。
クラゲ大量発生で「本当に注意すべきこと」5選
① 海や水辺で“うっかり接触”に要注意
→ 透明で見えにくい種類も。素肌に触れると刺されて激痛・腫れ・発疹が出ることも。
② 子ども連れは“肌の露出”に注意
→ 特に浅瀬で遊ぶ子どもが狙われやすく、長袖やレギンスでの肌ガードがおすすめ。
③ 刺された時に「やってはいけない」こと
→ 真水で洗わない! 海水で流し、毒針が残っていればカードなどでそっと削ぎ落とす。
→ 必ず医療機関を受診すること。
④ 海洋環境にも深刻な影響が
→ 他の生物の生息域を奪ったり、漁網に絡まるなど、漁業や海洋バランスへの影響も拡大。
⑤ SNS映えを狙った“接触・採取行動”はNG
→ クラゲは観察するだけにとどめ、事故や環境破壊につながる行為は厳禁です。
クラゲの種類別「危険度」
ミズクラゲ
直径30cm前後、透明で丸くふわふわ
★☆☆☆☆
比較的無害。刺されても軽症だが油断は禁物。
アカクラゲ
赤褐色、触手が長くて複数
★★★★☆
刺されると激しい痛みと水疱。海水浴場に注意喚起あり。
カツオノエボシ
紫色の浮袋がある、触手が長い
★★★★★
正確にはクラゲではないが猛毒。死亡例もあるため接触厳禁。
エチゼンクラゲ
巨大(直径2m級)、茶色がかった体
★★★☆☆
直接の毒性は中程度だが重量で漁網被害多発。接触注意。
サカサクラゲ
海底に逆さにいる、小型
★★☆☆☆
軽度だが皮膚がかぶれることも。水族館にもいるタイプ。
まとめ:「キレイ」だけじゃ済まない、クラゲ大量発生のリアル
クラゲの大量発生は、海の異変を示す“静かな警告”でもあります。
レジャーや観察時には以下を徹底:
水辺ではむやみに手を入れない
小さな子どもやペットは接触させない
刺された場合はすぐ海水で洗って医療機関へ
「ふわふわしてるから安全」ではない、見た目に惑わされない判断が大切です。
今年の夏は、美しい海との距離感を見直すシーズンになるかもしれません。