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2026.03.12(Thu)

「情報が頭に入ってこない」「アナウンサー返して」『Nスタ』AI音声ニュース導入に広がる違和感と期待

出典:photoACより引用

『Nスタ』がニュース読み上げにAI音声を試験導入 視聴者の賛否が映したテレビのこれから

 

TBSの夕方ニュース『Nスタ』で、一部のニュース原稿をAI音声が読み上げる演出が取り入れられ、視聴者の間で議論が起きています。テロップでは「AIの声でお伝えします」と明示され、生放送の中に機械の声が突然入り込むかたちで試験導入が行われました。

 

放送直後、SNSには「抑揚が不自然で内容が頭に入ってこない」「淡々としすぎて逆に疲れる」「AIの読み上げに慣れろと言われても、いきなりニュースでやられると戸惑う」といった違和感ベースの声が相次ぎました。一方で、「誤読がないのは正直ありがたい」「忙しい時間帯だから、淡々と情報だけ流してくれるのはアリ」「原稿読みはAIに任せて、アナウンサーにはもっと取材や解説をしてほしい」と前向きに受け止める反応もあり、「アナウンサーは不要なのか」「役割分担をどうするのか」という論点に発展しています。

 

今回の試みが象徴的なのは、「AIに仕事を奪われる」という漠然とした不安だけでなく、ニュースを誰の声で聞きたいのかという感覚的な部分が一気に可視化された点です。長年見てきたキャスターの声には、単なる情報以上の安心感や、ニュースの重みを支える役割があったはず。そこを急にAIに差し替えられると、「同じ内容なのに別物に聞こえる」というギャップが生まれます。

 

一方で、音声認識や読み上げの技術は日々進歩しており、ニュース現場の負担軽減や、災害時の自動速報など、AIだからこそできる仕事も現実味を増しています。『Nスタ』のAI音声導入は、アナウンサー不要論の入り口というより、「人間の声だからこそ届く部分はどこか」を逆照射する実験と言えそうです。テレビとAIの距離感をどう設計していくのか、他局の動きも含めて、しばらく注目が続きそうです。

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