「俺の小遣い、少なすぎないか?」と文句を言う夫。試しに我が家の家計を任せてみた結果
「なぁ、俺の小遣い、少なすぎないか?」
夕食後、ソファでくつろいでいた夫が、不満げな声で突然そんなことを言い出しました。
毎月、彼に渡しているお小遣いは5万円。お昼はお弁当を持たせているし、飲み会代も時には別で渡しているというのに、これ以上の何を求めているのでしょうか。
「たったの5万じゃ、後輩にジュース一本奢るのもためらっちゃうよ。同僚の旦那さんは月に8万ももらってるらしいぜ」
呆れたようにため息をつく夫。その言葉に、私の堪忍袋の緒がブツリと音を立てて切れました。
連日の物価高騰。スーパーに行くたびにため息をつきながら、特売品を狙って1円単位でやりくりしている私の苦労など、この人には微塵も伝わっていないのです。
文句ばかりの夫への反撃作戦
「そう。そんなに少ないって言うなら、いい提案があるんだけど」
私はスッと立ち上がり、棚から一冊のノートを取り出しました。毎月、頭を悩ませながら数字を書き込んでいる、我が家の家計簿ノートです。
「これ、我が家の家計簿。毎月の住宅ローン、高騰し続ける光熱費、それに家族の食費や日用品代……全部ここに書いてあるわ」
ドンッ、とテーブルの上にノートを置くと、夫は不思議そうな顔で私を見上げました。
「じゃあ、これからはあなたが毎月全部やりくりしてみる?この支払いを全部済ませて、余った分はいくらでも、全額あなたのお小遣いにしていいよ」
夫の目が、パァッと輝きました。
「マジで!?やりくり次第で小遣いが青天井ってことだろ?よし、見せてみろよ!」
突きつけられた現実と、夫のまさかの即答
意気揚々と家計簿ノートを開いた夫。しかし、その自信満々な表情は、ページをめくるごとにサァッと血の気を失っていきました。
「えっ……ローンってこんなにかかってんの?待って、電気代高すぎない!?それに、食費ってこんなに……」
ノートにびっしりと書かれた、容赦ない支出の数々。そして、残高欄に記された、ギリギリ黒字を保っている「数百円」という現実。
私が毎月、どれほど身を削るような思いで5万円を捻出していたか。ようやくその真実を理解したようです。
「……どう?毎月やりくりして、8万円のお小遣い、作れそう?」
私がにこやかに尋ねると、夫は静かにノートを閉じ、そっと私の方へ押し返しました。
「……今のままでいいです」
「あら、本当に?遠慮しなくてもいいのに」
「いや、マジで。いつもやりくりありがとう。5万円、大切に使わせてもらいます……」
すっかり縮こまってしまった夫の背中を見て、私は心の中で大きくガッツポーズを決めました。それ以来、夫がお小遣いに対して文句を言うことは二度とありませんでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














