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2026.06.27(Sat)

「母さんが写真見たいって言うから、送ってもいい?」と聞く夫。だが、夫が送った写真を見て思わず絶句

「母さんが写真見たいって言うから、送ってもいい?」と聞く夫。だが、夫が送った写真を見て思わず絶句

送ってもいいかと聞かれて

結婚前から、夫とはよく二人で旅行に行っていた。写真は私がカメラで撮り、クラウドに保存して、二人だけで見返すのがいつもの習慣だった。

誰に見せるためでもない、私たちの記録のつもりだった。

結婚前の旅行から戻ってしばらく経った頃、夫が遠慮がちに尋ねてきた。

「母さんが写真見たいって言うから、送ってもいい?」

気が進まないのが本音だった。

それでも、義母なりに私たちを気にかけてくれているのだろうと考え直し、ほんの数枚ならと思って返事をした。

「1、2枚ならいいよ」

そのつもりで許したのに、夫が義母に送っていたのは厳選した数枚ではなかった。

その旅行で撮った全データを、一枚も残さずまるごと転送していたのだ。クラウドの共有履歴を見て、背中がひやりとした。

止まらない転送と夫の一言

夫婦二人きりの旅行写真を、義母が全部見ている。何気ない寝顔も、水着姿も、二人で笑い転げた瞬間も、ぜんぶ義母の手元にある。

そう知った瞬間の落ち着かなさは、言葉にしづらいものだった。嫌だと言えば波風が立つと思い、私はそのときは黙ってしまった。

けれど、それで終わりではなかった。新婚旅行も、結婚式の前撮りも、当日の写真も、撮るたびに夫がすべて義母へ送っていく。私はとうとう堪えきれず、口に出した。

「全部送らなくてもいいんじゃない?」

夫の返事は、私の予想とまるで違う方を向いていた。

「全部送れって言うんだから、送らないといけないだろ」

悪びれる様子もなくそう言われ、私は二の句が継げなかった。

問いただすと、夫は義母から告げられた言葉をそのまま口にした。

「写真は全部送って」

送るかどうかを決めているのは夫ではない。義母の指示がそのまま通っているのだと、その一言ではっきりした。

ずれたままの境界線

義母は、こちらの予定を残らず把握していないと落ち着かない人だった。意に沿わないことがあると激しく声を荒らげ、夫は母の言うことに逆らえなかった。

私が思い描いていた二人の暮らしは、最初から三人分の視線の中にあったのだと、今になって思う。

「これ、二人だけの写真のつもりだったんだけど」

そう伝えても、夫の表情は変わらなかった。誰かが声高に攻撃してくるわけではない。

ただ、夫婦のはずの線引きが、知らないうちに義母の手元へ寄せられていく。その薄気味悪さだけが、ずっと消えなかった。

今では義両親とはほぼ絶縁の状態だ。距離ができて呼吸は楽になったけれど、何枚もの写真を勝手に送られていたあの感覚は、いまだに胸の奥に沈んだままでいる。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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