「家にいて出ないの非常識よ」在宅勤務中なのにインターホンを連打する義母。だが、夫の正論で態度が一変
連打されるチャイム
在宅勤務でオンライン会議をしていた昼下がりのことです。
取引先と画面越しに話している最中に、玄関のチャイムが鳴り出しました。
一度では終わらず、何度も何度も連打されました。
誰かはすぐに分かりました。義母です。
結婚して半年、義母は連絡もなしに週2〜3回のペースで訪ねてくるようになっていたのです。
在宅勤務の日でもお構いなしでした。
最初は「近くまで来たから」という軽いものでした。
それがいつしか、当たり前のように毎週やってくるようになっていたのです。
私はマイクをミュートにして、会議に出られない旨をチャットで伝えるのが精一杯でした。
それでもチャイムはやみませんでした。
指はキーボードの上で震えていました。画面の向こうの取引先に、この音が聞こえていないかとひやひやしたのを覚えています。
会議を終えて玄関を開けると、義母が仁王立ちしていました。開口一番、こう言い放ったのです。
「家にいて出ないの非常識よ」
仕事中だったと説明しても、聞く耳を持ってもらえませんでした。
私はうつむくしかありませんでした。
「働いてるって言っても、家にいるんだから同じでしょう」
そんな言葉が返ってきて、胸の奥がずしんと重くなりました。この人には何を言っても伝わらないのだろうかと。
夫が示した予約制
その夜、帰宅した夫に事情を話しました。最初は「悪気はないと思うよ」と軽く受け流されました。
けれど私が毎日チャイムに怯えていることを打ち明けると、夫は真剣な顔になったのです。
「それは俺がちゃんと言わないとダメだな」
翌週、夫は義母にきっぱりと伝えました。私の目の前で、迷いのない口調でした。
「来る前に必ず連絡して。急に来られると、あいつが仕事にならないんだ」
義母は「親が来るのに予約でもいるの」と食い下がりました。でも夫は落ち着いていました。
「そう、予約してほしい。母さんだって突然来られたら準備できないだろ」
正論を返された義母は、それ以上言い返せませんでした。ぐっと黙ったまま、小さくうなずいたのです。
それからというもの、義母は必ず前もって連絡をくれるようになりました。アポなしの訪問はぴたりと止まりました。
チャイムの音に身構える必要がなくなり、私は仕事に集中できるようになったのです。会えば以前より穏やかに話せます。
きちんと線を引くことが、義母との関係も守ってくれたのだと思います。夫の一言に、今も救われた気持ちでいます。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














