「水道代タダだから、公園が一番」プールを持ち込み水を使い続けた親。思わぬ言い分に開いた口が塞がらなかった
公園に置かれたビニールプール
真夏の午後、私は息子を連れて、自宅から少し離れた公園へ出かけました。
遊具のある広場へ向かって歩いていると、水飲み場の近くに家庭用の小さなビニールプールが置かれているのが見えました。
中では幼い女の子が楽しそうに水に手を入れています。そのそばには母親らしき女性がいて、バケツを持って水飲み場とプールの間を何度も往復していました。
「あれ、プールだ」
息子も気づいたらしく、興味津々で足を止めます。勝手に近づいてはいけないと思い、私は息子の手を取りながら少し離れたところから様子を見ていました。
しばらくすると女性と目が合ったので、私は軽く会釈しました。
「暑いですね」
女性も笑顔でそう返してくれました。
何気なく口にした一言
少し話しているうちに、私は気になっていたことを聞いてみました。
「これだけ水を入れるの、大変じゃないですか?」
すると女性は、特に気にした様子もなく答えました。
「家でやると水道代もかかるし、水道代タダだから、公園が一番なんですよ」
その言葉に、私は一瞬返事ができませんでした。
暑い日に子どもを水遊びさせたい気持ちは分かります。家でプールを出せば準備も片づけも必要ですし、水道代が気になることもあるのでしょう。
それでも、公園の水飲み場から何度も水を運び、持参したプールをいっぱいにするのは、さすがに違うのではないかと思いました。
女性はそんな私の戸惑いには気づかなかったようで、息子を見ながら言いました。
「よかったら、お子さんも一緒にどうですか?」
悪意があってしているというより、本当に「便利だから」という感覚なのだろうと思います。それだけに、どう返したらいいのか迷いました。
「ありがとうございます。でも今日は大丈夫です」
私はそう答え、遊びたそうにしていた息子には「別の遊具で遊ぼう」と声をかけました。
その場で女性に注意することはできませんでしたが、帰り道になっても、バケツで何度も運ばれていた水のことが頭から離れませんでした。
みんなが使う場所だからこそ、「無料なら好きなだけ使っていい」ということではないはずです。理由は分からなくもないものの、その使い方には今でも違和感が残っています。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














