「30万円の話なんて、私は聞いてないよ」親戚にお金を貸した女性。共通の友人の一言で疑い始めた理由
連絡が途切れても、しばらくは待っていた
親戚から「急ぎの手術にお金が必要になった」と連絡が来たのは、夜遅い時間でした。
頼れるのはあなただけだと言われ、私は翌日、指定された口座へ30万円を振り込みました。
ところが、その後はほとんど連絡がありません。
体調を尋ねるメッセージを送っても、既読がつくだけでした。
手術の前後なら落ち着かないのかもしれない。
そう思い、私は返済についてもすぐには催促しませんでした。
疑問を持ったのは、しばらくして共通の友人と会ったときです。
私は近況を知っているかもしれないと思い、何気なく親戚のことを聞きました。
「最近、体調どうなのかな。手術のあとだから気になってて」
友人は不思議そうな顔をしました。
「手術?何の話?」
私が30万円を貸した経緯を話すと、友人はさらに驚きました。
「30万円の話なんて、私は聞いてないよ。先月も一緒にごはんを食べたけど、そんな話はしてなかった」
もちろん、友人が知らないだけかもしれません。
それでも、それまで返事がほとんどなかったこともあり、私は一度本人にきちんと確認しようと決めました。
確認すると、返ってきた答えが変わった
数日後、私は親戚と会い、振込の控えを見せながら尋ねました。
「手術はどうなったの?貸した30万円のことも、そろそろちゃんと話したい」
最初は「いろいろあって」と曖昧な返事ばかりでした。
そこで私は、責めるのではなく、何の手術だったのか、いつ受けたのかを順番に確認しました。
しばらく黙ったあと、親戚はようやく「手術のためには使っていない」と認めました。
欲しかったものを買ったり、生活費に回したりして、すでにほとんど残っていないと言います。
怒りより先に、力が抜けました。お金を使ったことよりも、心配させる理由を作ってまで借りたことがショックでした。
「一度には返せないなら、それでもいい。でも、返し方だけは決めよう」
その日は毎月の返済額と日付を話し合い、忘れないように二人で内容を確認して残しました。
その後も予定どおりに振り込まれない月はありましたが、そのたびに連絡を取り、半年ほどかけて30万円はすべて返ってきました。
最後の入金を確認した日、私はそれ以上関係を戻そうとは思いませんでした。
親族の集まりで顔を合わせれば挨拶はします。それでも以前のように個人的な相談を受けたり、お金を貸したりすることはもうありません。
返してもらえたことで金銭の問題には区切りがつきましたが、一度失った信頼まで元に戻るわけではないのだと感じています。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














