「ブレーキが遅い、ちゃんと運転しろ」と助手席で小言を続ける夫。私がコンビニに車を停めると、夫の顔色が変わった
助手席から止まらない夫の小言
休日のドライブ中、助手席の夫は私のブレーキに文句をつけました
休日の昼前、私は夫と二人でドライブに出かけました。
天気もよく、帰りにどこかで休憩しながら、のんびり過ごすつもりでした。
運転席でハンドルを握っているのは私で、夫は助手席のシートに深くもたれていました。
出発してしばらくすると、夫の口出しが始まりました。
信号が赤に変わって止まるたびに、私のブレーキの踏み方に文句をつけるのです。
「ブレーキが遅い、ちゃんと運転しろ。」
ゆるやかに止まれたつもりでした。それでも夫は、腕を組んだまま不満そうに私をにらみます。
夫の小言は止まらず、私は言い返せずに運転を続けました
夫の小言は、そのあとも止まりませんでした。前の車との距離は十分に取っているつもりでしたが、そこにも注文がつきます。
「車間が近すぎるぞ。」
曲がり角が近づくと、ハンドルを切る前から隣で声が飛んできます。
『その道で合ってるのか?ナビをちゃんと見ろよ』と、道の選び方にまで口を出されました。
「曲がり方が小さい、当たるぞ!」
安全に走ることには、何より気をつけていました。
けれど言い返せば、せっかくの休日の空気がさらに悪くなるだけだと思い、黙って耐えていました。次々と飛んでくる小言に、運転中も肩の力が抜けません。
車を停めて夫に向き直った私
私はコンビニの駐車場に車を停め、夫に自分で運転してと告げました
とうとう我慢の限界が来ました。前方にコンビニの看板が見えたので、私は無言でウインカーを出し、駐車場に入って車を停めました。
そのままエンジンを切ると、車内が急に静かになりました。
『なんだよ、いきなり』と戸惑う夫の横で、私はゆっくりと体を向けました。
「口出しするなら、あなたが運転して!」
夫の顔色が変わりました。目を見開いたまま、言葉が出てこない様子です。
夫は小言を言わなくなり、気まずそうに運転していました
私はそれだけ言って車を降り、後部座席のドアを開けて乗り込みました。
背もたれに頭を預けて目を閉じる私に、夫は『ちょっと待て、本気かよ?』とうろたえた声を上げましたが、私は聞こえないふりをしました。
しばらくすると、夫が運転席に移る気配がしました。
シートベルトを締める音がして、エンジンがかかりました。
車は駐車場をゆっくり出ていき、私はそのまま、うとうとと眠りに落ちていきました。
次に目を開けたのは、しばらく走ったあとでした。
車は落ち着いたペースで走っています。ハンドルを握る夫は何も言いません。私が目を開けると、夫はすぐに前へ視線を戻しました。
「ありがとう。楽に乗れたよ。」
夫は返事をせず、口を一文字に結んだまま、気まずそうにハンドルを握っていました。これで少しは分かってくれたかな、と思いました。深呼吸すると、胸につかえていたものがすっと下りていきました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














