「ちょっと車を出すだけだよ」と保険が切れたまま出かける夫。玄関で私が前に立つと、夫は立ち尽くした
玄関で聞いた夫の軽い一言
夫は保険が切れたと知っても、気にせず出かけようとしました
私は結婚して数年になります。夫は、頼んだことを後回しにしがちで、そのたびに私は落ち着かない気持ちになっていました。
当時、気がかりだったのは車の保険の更新でした。
更新には夫本人の手続きが必要な部分があり、私は期限が近づくたびに声をかけて、待つしかありませんでした。
それなのに夫の返事は、いつも『まだ余裕でしょ』『ちゃんとやるよ』の繰り返しでした。
期限の数日後、保険会社から契約が切れたことを知らせる通知が届きました。私はその紙を持ち、出かける支度をした夫に玄関で詰め寄りました。
『更新の話、何回もしたよね。もう切れてるんだよ。』
「ちょっと車を出すだけだよ。」
夫は気にも留めず、通知に目もくれないまま、手の中の車の鍵を軽く鳴らしました。
夫は怒られる理由が分からず、数日なら大丈夫だと言いました
私が心配しているのは、保険が切れた車を運転することです。それなのに、夫にはその危険性が伝わりません。
「何をそんなに怒ってるの?」
夫は『車は普通に走るんだし、困らないって』と言い、気にする様子もありません。
「切れたのは、たった数日だろ。」
怒って伝えても、夫には「うるさく言われた」としか届かないのだと、私は悔しくなりました。そのうえ夫は、鍵を持った手を玄関の外へ向け、今にも出ていきそうでした。
胸がどきどきしました。このまま見送って事故が起きたら、困るのは私たち二人です。
夫の前に立った私
私は夫の前に立ち、事故になれば全部うち持ちだと告げました
そこで私は、夫に向き合って立ち、通知を胸の高さに掲げました。
「保険が切れてる。運転しないで。」
夫は眉を寄せて、私を見ました。
失効した保険の補償を受けられなければ、事故の際、相手への賠償や車の修理などで多額の費用を自分たちで負担するおそれがあります。
「近所でも、事故なら全部うち持ちだよ。」
夫は言い返そうとして口を開きかけ、そのまま黙りました。
夫は再契約を済ませ、以後は期限を自分で守っています
夫は眉を寄せたまま動かなくなりました。さっきまでの軽い調子は、どこにもありません。
「本当に、まずいね。」
夫は玄関に立ち尽くし、顔色も悪くなっていました。やがてスマホを取り出し、こわばった顔のまま、保険会社の番号を押しました。
「今すぐ電話する。」
電話の向こうの担当者に、夫は深く頭を下げて事情を話していました。事故はなく、その日のうちに再契約が済みました。
後日、夫は『期限を軽く考えていた。悪かった』と私に謝りました。それからは、期限のある手続きをスマホのカレンダーに入れて、通知が鳴った日に済ませています。
次の更新も、私が言う前に『もう手続きしたよ』と向こうから報告してきました。後回しにしがちだった夫は、いまは期限の前にきちんと片づけています。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














