tend Editorial Team

2025.06.23(Mon)

【実話】ワキガを指摘するべき?黙っていた私が巻き込まれた"予想外のトラブル"

「言ってあげたほうが優しさなのか、余計なお世話なのか——。」

これは、私が本当に悩んだ末に“黙っていた”ことで起きた、ちょっと苦い話。

はじまりは職場の新人歓迎会だった

春、うちのチームに新しく加わったAさん(27歳・女性)は、清楚系の見た目とほんわかした性格で、誰からも好かれるタイプだった。

「気配りができて、空気も読めるし、Aさん来てくれて良かったね」なんて、みんなで話していたある日のこと。

歓迎会の終盤、Aさんが席を立った瞬間、周りの空気が一変した。

──「…ちょっと、におわない?」
小声で隣の同僚が耳打ちしてきた。

正直、私も最初は気のせいかと思っていた。
でも確かに、距離が近くなるとわかる。強めの体臭、いわゆる“ワキガ”のにおいだった。

“言うべきか”迷ったまま、黙っていた私

私は人にズバッと物を言えるタイプじゃないし、体のことを指摘するのは本当にデリケートな問題だと思っていた。

「誰かが言ってあげた方が、本人のためかも」
「でも傷つけたらどうするの?」

頭の中を何度もぐるぐる回るこの思考。

結局私は、「言わない」という選択をした。

ある日突然、Aさんが孤立し始めた

それから数週間。
Aさんに対して、周りの態度がなんとなくよそよそしくなっていった。

・会話が必要最低限

・ランチの誘いに誰も乗らない

・デスクにファブリーズを置く人まで…

陰で「無理かも」「ちょっとキツイよね…」という声が飛び交いはじめた。

Aさんは少しずつ元気がなくなり、会話も減り、ついには体調不良で休みがちに。

そして衝撃の結末:「誰も教えてくれなかったんですね…」

後日、Aさんは退職届を出した。

理由は「体調不良」だったけれど、親しかった先輩がこっそり聞いた話によると——

「ずっと悩んでたけど、自分では気づけなくて。

後になって、においのことを言われて…。
誰も教えてくれなかったのが一番ショックでした。」

その言葉に、胸がズキッと痛んだ。

私はあのとき、Aさんと一番距離が近かった存在だったのに。
言えなかった。伝えなかった。その“優しさ”が、結果的には彼女を孤独に追いやった。

「伝える」って、難しい。でも…

この出来事があってから、人に何かを伝えるときの“覚悟”について考えるようになった。

体のこと、においのこと、外見のこと——
すべてが“言わないほうが優しさ”とは限らない。

伝え方を間違えればトラブルになる。
でも、正しい距離感と信頼関係があれば、「伝える優しさ」も確かにあるのだと思う。

【まとめ】ワキガを“指摘するか迷ったとき”に考えてほしいこと

・まず本人は気づいていない可能性が高い

・デリケートな問題なので、伝えるなら一対一で、やさしく

・言うなら「自分も体臭で悩んでいた」など共感ベースの導入を

・無理に自分が言わず、信頼できる第三者に相談するのも一つの手

「本当の優しさって何だろう?」

——それを改めて考えさせられた、ちょっと苦くて忘れられない体験談でした。

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