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2026.07.07(Tue)

「近くに引っ越しておいでよ」圧をかける義母。だが、引っ越したあとの義母のアポ無し訪問に絶句

「近くに引っ越しておいでよ」圧をかける義母。だが、引っ越したあとの義母のアポ無し訪問に絶句

「引っ越しておいで」の圧

「近くに引っ越しておいでよ」

義母のその言葉を、私は結婚してから何度聞いたか分からない。

日帰りでは会えない距離に住んでいたころから、それはほとんど口ぐせだった。

正直に言えば、私はずっと気が進まなかった。義母を嫌っているわけではない。

ただ、近すぎる距離が、自分たちの生活をのみ込んでしまう気がしていたのだ。

ところが夫の転勤で、私たちは義母の家から車ですぐの町に引っ越すことになった。

義母は電話口ではしゃいでいた。

「これで毎週会えるわね」

その声を聞きながら、私の胸には小さな不安が広がっていた。

週1の突撃が始まる

予感は、すぐ現実になった。

引っ越して間もなく、義母は週に一度のペースで、連絡もなしに玄関先へ現れるようになった。

買い物帰り、散歩のついで、理由はさまざまだった。

けれど共通していたのは、いつも前触れがないことだ。

洗濯物を抱えたまま応対することもあれば、子どもを寝かしつけた直後にインターホンで起こされることもあった。

自分の家なのに、気を抜ける時間が消えていく。

(今日も、心の準備がないまま……)

誰かに相談しても解決する話ではない気がして、私はモヤモヤを一人で抱え込んでいた。

それでもある夜、限界を感じて夫に打ち明けた。

「急に来られると休む時間がなくて、つらいの」

二人で決めたルール

夫は、私の話をさえぎらずに最後まで聞いてくれた。そして、思いのほかきっぱりと言った。

「それ、俺からもちゃんと母さんに言うよ。二人で決めたことなら、母さんも聞くはずだ」

次に義母がアポなしで訪ねてきた日、私は玄関で夫と並んで立った。そして、勇気を出して自分の言葉で伝えた。

「せめて連絡してから来て」

義母の表情が、一瞬こわばった。

「あら、水くさい……」と言いかけた義母に、夫が静かに続けた。

「これは二人で決めたことだ」

義母は、反論しようと口を開きかけ、けれど言葉を探すように視線を落とした。夫と私が同じ方を向いていると、その場ではっきり伝わったのだと思う。

「……分かったわ。次からは電話するわね」

やがて義母は、ばつが悪そうにそう言って頷いた。

それからというもの、週1の突撃はぴたりとやんだ。今は必ず、前もって連絡が入る。「日曜の午後、寄ってもいい?」そのひと言があるだけで、私は笑顔で玄関を開けられる。

距離を置きたかったわけじゃない。ただ、心の準備をする時間がほしかっただけ。二人で引いた小さな線が、義母との関係をむしろ穏やかにしてくれた。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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