「あいつの業務ログ、空っぽだぞ」仕事を丸投げしていた同僚。だが、取引先からのクレームを皮切りにサボりがバレた
記録の上では何もしていなかった同僚
取引先からのクレーム電話が朝礼前に飛び込んできて、課はあっという間に騒然となりました。
担当はあの女性社員です。普段から仕事をこちらに丸投げしてくる人で、また何かやらかしたんだろうな、というのが正直な第一印象でした。
直属の課長はすぐ自席に戻ると、社内のタスク管理ツールを開いて履歴をさかのぼり始めました。
一時間ほど無言で画面を見つめていた課長が、ふっと顔を上げて呟いた言葉が今でも忘れられません。
「あいつの業務ログ、空っぽだぞ」
代わりに、私や席が隣の同僚と先方とのやり取りばかりが、何ページにもわたって残っていたそうです。
担当者として名前が載っているだけで、実務はすべて他人が動いていた、と一目で分かる状態だったといいます。
真っ青になった同僚と異動の決定
会議室に呼ばれた彼女は、いつもの軽い調子で入っていきました。
けれど画面に映し出されたタスク管理ツールの履歴を見せられた瞬間、表情がすっと止まったのが分かりました。
(これ、全部記録に残っていたんだ)
そう気づいた顔でした。
普段なら頭を下げてその場をしのぐところを、今回はその一言すら出てきません。
唇だけが小さく動いていました。
「ミスがあれば、すいませんで済むこともあるよ。でもこれは業務怠慢だ」
課長は淡々と続けました。私たちは別室にいたのに、後で課長付きの主任から流れてきたその言葉だけで、空気の重さが伝わってきます。
数日後、彼女の別部署への異動が決まったと回覧で回ってきました。
引き継ぎはすべて課長が直接巻き取り、現場には誰一人余計な負担を残さない判断でした。
やっと業務に集中できる現場が戻った
翌週から、課の動きはまるで違いました。彼女の名前で止まっていた案件がきれいに整理され、本来の担当が見える化されたのです。
誰が動いて、誰が確認しているのか、画面を開けばすぐに分かるようになりました。
記録は嘘をつかない、と中堅の主任が小声で言いました。
長年なんとなく我慢していた重さが、ようやく職場全体から抜けていく感覚がありました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














