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2026.05.21(Thu)

「分かってほしかっただけなのに」母との会話でうまく言葉が出なかった夜→家族だから余計につらいすれ違いの正体

「分かってほしかっただけなのに」母との会話でうまく言葉が出なかった夜→家族だから余計につらいすれ違いの正体

ずっと言えなかったことを、やっと口にした夜

社会人1年目の秋、久しぶりに実家へ帰ったときのことです。

夕食後、母とリビングでゆっくり話す時間ができて、私はずっと心にひっかかっていたことを口にすることにしました。

就職活動のとき、私が入りたかった会社を母が強く反対し続けた。

結局その会社には入社したけれど、「なぜ反対したのか」「どうして私の気持ちを聞こうとしなかったのか」という気持ちが、ずっと消化できていなかったのです。

「あのとき、もう少しだけ話を聞いてほしかった」

責めたいわけじゃない。

ただ、そう伝えたかっただけでした。

母はしばらく黙っていました。

それからぽつりと言ったのです。

「なんで怒ってるか分からない」

家族だから、余計に言葉が詰まる

その返し方に、私は少し固まりました。

怒っているわけじゃなくて。

「分かってほしかっただけなのに」

胸の中でそうつぶやきましたが、声には出せませんでした。

でも、それをさらに説明する言葉が出てこなくて、「そっか、ごめん」と笑って話を終わらせてしまいました。

母はすぐにテレビに目を戻して、何事もなかったように夜が続きます。

傷つけたくなくて黙るけれど、黙ると自分だけが我慢しているような気分になる。

近い存在だからこそ、分かり合えるはずだと期待してしまう。

だから、すれ違ったときのダメージが大きくなる。

その夜布団に入ってから、私はそのことをぐるぐると考え続けました。

母が心配してくれていたのは分かっています。

感謝している気持ちも本当です。

でも「分かってほしかっただけなのに」という気持ちは、感謝とは別のところにちゃんと存在していて、簡単に消えてくれないのです。

家族だから言いにくい。

家族だから余計つらい。

言葉にすればもっと傷つけてしまいそうで、結局のみ込むしかない。

のみ込むたびに、自分だけが我慢している感覚だけが残っていく。

あの夜から小さな棘が一本、胸の奥にずっと刺さったままです。

たぶんこの棘は、これからもふとした瞬間に思い出して、そのたびに少し痛むのだろうと思っています。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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