「結婚相手にはいいけど、女を感じない」マッチングアプリを4つ入れていた彼→開き直る彼に放った一言とは
背を向ける彼
同い年の彼と付き合って、ちょうど一年。彼のご両親に紹介され、結婚も現実味を帯びてきた頃だった。私はこの先の暮らしを、当たり前のように思い描いていた。
異変に気づいたのは、深夜にふと目を覚ました夜のことだ。彼が私に背を向けて、布団の上で何かを操作していた。
「眠れないの?」
「ああ、起こしたか。ごめん」
そう言って彼はスマホを伏せた。けれど枕元に置かれた画面には、見知らぬ女性とのやり取りらしき文字が、消える寸前に映っていた。
気のせいだと思いたかった。でも、引っかかった違和感は消えてくれなかった。
4つの掛け持ち
数日後、確かめずにはいられず、彼のスマホを見てしまった。
インストールされていたマッチングアプリは、ひとつではなく4つ。そのすべてで、複数の女性と同時にやり取りしていた。
画面をスクロールするほど、知らない名前がいくつも出てくる。デートの約束らしき文面まであった。両親に紹介してくれたあの笑顔の裏で、彼はずっとこんなことを続けていたのだ。
その夜、私は震える手で彼に問いただした。
「これ、どういうこと?4つも掛け持ちして」
彼はしばらく黙ったあと、悪びれずに口を開いた。
「お前は結婚相手にはいいけど、女を感じない」
君は安心できる、いい奥さんになる。
でもときめきは別にほしい。彼はそう、平然と言ってのけた。私を妻という枠にはめて、楽しみは外に求めるつもりだったのだ。
「私のことは、都合のいい結婚相手ってこと?」
「そんな言い方するなよ。誰だってあることだろ」
その瞬間、胸の中で何かが静かに切れる音がした。
迷わず出した結論
「わかった。じゃあ、私からはっきりさせる」
私はまっすぐ彼を見て、ためらわずに告げた。
「あなたとは別れる。女を感じない相手と、結婚なんてできないでしょ」
彼の表情が、見る間にこわばった。
「は?本気で言ってるのか。結婚するつもりだったろ」
「するつもりだったよ。あなたが、私を女として裏切るまではね」
彼は何か言い返そうとして、言葉が出てこない。すがるように伸ばした手を、私は静かにかわした。あれだけ余裕ぶっていた人が、今は明らかに動揺している。
玄関を出るとき、振り返らなかった。背後で彼が私の名前を呼んだ気もしたけれど、足は止まらなかった。
女として見てもらえなかった寂しさは、確かにあった。それでも、はっきり線を引けた自分に後悔はない。あの場で別れを選べてよかった。今はそう、心から思っている。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














