「新人が先に帰っていいと思うの?」と毎晩私を残らせる先輩。退職日に私が理由を告げると、先輩の顔色が変わった
定時を過ぎても帰らせない先輩
先輩は定時を過ぎても、新人の私を先に帰そうとしません
入社したばかりの私は、同じ部署の女性の先輩から仕事を教わることになりました。
張り切って出社した初日から、先輩は私の動きの一つひとつにけちをつけてきました。
先輩が私に押し付けた決まりは、主に二つありました。
朝は先輩より先に席に着くこと。夜は先輩が帰るまで退社しないこと。
会社の規則にはありませんが、先輩の気分次第で、その場の決まりが増えていきました。
逆らえなかった私は、毎晩、先輩が帰るまで残るようになりました。
その日も、定時を過ぎて仕事が一区切りつきました。私が鞄を手に席を立つと、先輩が腕を組んで近づいてきました。
「新人が先に帰っていいと思うの?」
私は何も言えず、鞄を置いて座り直しました。
先輩は私が仕上げた書類を、机に置き捨てて突き返しました
にらまれるのが怖くて、私は朝いちばんに席へ着き、夜は先輩が帰るまで、用がなくても机に向かっていました。
帰宅が日付をまたぐ夜もあり、休みの日も疲れが抜けませんでした。
いちばんつらかったのは、仕事の中身まで否定されたことです。
夜遅くまでかけて仕上げた書類を出すと、先輩は一枚めくっただけで、机の上に突き返しました。
「これは出せないわ。一から作り直して。」
机に残った書類を前にして、助けてくれる人は誰もいません。
私は唇を結び、書類を受け取って座り直すことしかできませんでした。
「はい……やり直します。」
最終日、私が告げた退職の理由
退職の最終日、先輩は薄笑いを浮かべて私の机に来ました
毎日が重くなるばかりで、出社前に何度も時計を見るようになりました。
ここでは続けられないと考えて、働き始めたばかりでしたが、退職を決めました。
退職届を出してからは、不思議と心が落ち着いていました。
とうとう最後の日になりました。せめて静かに終わりたいと思いながら、机の私物を箱に詰めていると、先輩が横に来て、口元に笑みを浮かべ、冗談のように聞いてきました。
「辞めるんだ?やっぱり私が原因?」
これまでなら、私は小さくなって謝っていたかもしれません。
けれど、もう我慢するのはやめていました。箱を机に置き、先輩の目をまっすぐ見ました。
「はい。辞める理由は先輩です。」
先輩は笑みを消して目を見開き、私は胸が軽くなりました
先輩の顔から笑みが消えました。
目を見開き、何も言わずに私を見つめていました。
「お世話になりました。」
帰り道、胸の重さが消えていることに気づきました。
最後に自分の口で言えた。それだけで、ここで過ごした日々に区切りがついた気がします。
次の職場では、困ったときに困ったと言える自分でいようと決めています。
あの日の一言が、その最初の一歩になりました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














