tend Editorial Team

2026.02.17(Tue)

「私も独身に戻りたいな~」子育て中の友人と久しぶりの再開。無自覚なマウントに思わず帰りたくなった話

「私も独身に戻りたいな~」子育て中の友人と久しぶりの再開。無自覚なマウントに思わず帰りたくなった話

友人との再開

久しぶりの再会。

学生時代の友人と、とあるカフェで待ち合わせをしました。

彼女は結婚し、現在は小さなお子さんの育児に奮闘中。

対する私は独身、仕事に邁進する日々です。

「久しぶり!元気だった?」

私の問いかけに、席に着くなり大きなため息をつく彼女。

「もうね、元気とかそういう次元じゃないの。毎日が戦争だよ。朝から晩まで子供の世話で、自分の時間なんて1秒もないんだから」

少しお疲れ気味の様子。

私はすかさず労いの言葉をかけます。

「そっかあ、やっぱり大変なんだね。毎日本当にお疲れ様」

「ありがとう。でもね、本当にあなたが羨ましいよ」

じっと私を見つめ、向けられる羨望の眼差し。

引っ掛かる言葉

「だって、週末も好きなだけ寝てられるんでしょ?自分の稼いだお金は全部自分のために使えるし、美容院だって思い立った時に行けるじゃない。私なんて、髪を乾かす時間さえないんだよ?」

「あはは、まあね。確かに自分のペースで動けるのは気楽かも」

苦笑いでの返答。

しかし、彼女の勢いは止まりません。

「いいなー、その自由。私も独身に戻りたいな~。なんの責任もなくて、自分のことだけ考えてればよかったあの頃が懐かしいよ」

その瞬間、心の中を走る冷たいもの。

一見すると「自由でいいね」という褒め言葉や、彼女なりの謙遜。悪気がないのも百も承知です。

でも、言葉の節々から透けて見えるある種の優越感。

「私には守るべき家庭があって大変だけど、あなたは気楽でいいわよね」

彼女の言う「自由」という言葉。それはまるで、私の生活を「暇」で「守るものがなくて空虚」だと言い換えられているような……。

なんとも言えない棘が、胸にチクリと刺さります。

「まあ、でも子育てしてるあなたはすごいと思うよ。私には真似できないし」

引きつりそうになる頬を必死に持ち上げ、優等生な回答をひとつ。これが彼女の求めている正解。

「そう?まあ大変だけどね、子供の寝顔見ると疲れも吹っ飛ぶっていうか」

満足そうに笑う彼女。

飲みかけのコーヒーを口へ運ぶと、広がったのはカフェラテの甘さではなく、なんとも言えない苦い味。

「自由で羨ましい」。

その言葉の裏側に潜む、既婚と独身の間に立ちはだかる見えない壁。そんなものを感じずにはいられない、ほろ苦い午後のひとときでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.06.15(Mon)

「あの服、私のよね」捨てたはずの服を着ている近所の住人。我慢出来なかった私が取った対策とは
tend Editorial Team

NEW 2026.06.15(Mon)

先輩「普通もっと早くできるけど」残業で仕上げた資料を人前で嘲笑。だが、上司の称賛で黙り込んだ
tend Editorial Team

NEW 2026.06.15(Mon)

「子供なんていません!何かの間違いでは?」騒音の苦情の手紙を真上の住人に送った。だが、意外な犯人に思わず笑った
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.03.07(Sat)

谷原章介の朝番組がわずか1年で打ち切り!フジテレビのキャスティング迷走と視聴者が求める真の専門性とは
tend Editorial Team

2026.06.06(Sat)

「迷惑だから、いつも配らなくてもいいのに」職場でお菓子を配っていた私に嫌味を言う同僚→配り終わった後に抱えた葛藤
tend Editorial Team

2026.02.08(Sun)

「略奪愛の末路は自己陶酔の成金趣味か」――布袋寅泰、ロンドン豪邸公開に『やることも言うこともデカイだけ』と憎悪の火に油
tend Editorial Team