tend Editorial Team

2026.05.28(Thu)

「あなたは若さだけが取り柄の女性だよね」婚活パーティーで出会った男。だが、同席していた女性の一言で形成逆転

「あなたは若さだけが取り柄の女性だよね」婚活パーティーで出会った男。だが、同席していた女性の一言で形成逆転

少しずつ強くなった違和感

初めて参加した婚活パーティーで、テーブル越しに向かい合った男性は、最初から少し上から目線だった。

挨拶もそこそこに、矢継ぎ早に質問を投げてきた。

年齢、仕事、結婚を決めた理由。

一問一問が、まるで採用面接の質問項目のようだった。私は丁寧に答えながら、胸の中で違和感が少しずつ大きくなっていくのを感じていた。

同席していた別の女性も、男性の口調を黙って観察しているように見えた。

目が合うと、少しだけ困った顔で笑い返してくれた。

男性が、ふっと息を吐いた。

次の言葉で、テーブルの空気が一気に冷えた。

「あなたは若さだけが取り柄の女性だよね」

同席した女性たちが代わりに返した

言葉を失った私の代わりに、隣の女性がまっすぐ顔を上げた。

声を荒げることなく、冷静に問い返した。

「じゃあ、あなたは取り柄があるんですか?」

男性は、答えに詰まった。グラスを持ち上げかけて、また置いた。もう一人の女性が、間を埋めるように、落ち着いた口調で続けた。

「あんた、女を年齢でしか見れないクズね」

声を荒げるでもなく、彼女は静かにそう言い切った。

男性は、明らかに絶句していた。

さっきまでの面接調の余裕は、跡形もなく消えていた。

視線を泳がせ、結局、何も言葉を返せないまま、その後は急に大人しくなってしまった。

(自分の言葉では言えなかったのに)

胸の中で、そう繰り返していた。

場を壊したくないという気持ちで、私はずっと飲み込んでいた。

違和感を抱えながら、それでも丁寧に答え続けていた。

それを、初対面の女性二人が、代わりに引き取ってくれた。

会の解散後、三人で軽く頭を下げ合った。

それぞれ、特に多くは語らなかった。

安心と、少しの悔しさが、同時に残った。

次の場では、自分の言葉で対等に向き合えるようになりたい。帰り道で、はっきりそう思った。

駅の改札前で、もう一人の女性が立ち止まり、こちらを振り返った。

連絡先を交換しませんか、と先に切り出してくれたのも彼女だった。

私は二人と画面を交換した。同じ会で同じやりとりを聞いていた人と、こんなふうにつながれるとは思っていなかった。

その夜、家に着いてから振り返った。

男性のあの一言は、確かに無神経だった。

けれど、それを引き取って言葉にしてくれた人がいたから、後味は思っていたほど悪くなかった。

むしろ、自分の中にあった違和感の輪郭が、二人の声によってはっきり見えた気がした。

翌週、メッセージで二人とちょっとしたやりとりが続いた。婚活そのものを諦めるつもりはない。

次に同じ場面に出くわしたら、今度は自分の口で、対等に立てる言葉を返したい。穏やかに、でも、譲らずに。胸の中で、その意思だけは決めた。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.07.16(Thu)

「慰謝料なんか、1円も出さないぞ」開き直った浮気した夫。だが、証拠を突きつけた結果
tend Editorial Team

NEW 2026.07.16(Thu)

「42歳のバツイチで、今更隠し事はないよ」離婚した私が出会った彼。だが、彼の最悪な隠し事に絶句
tend Editorial Team

NEW 2026.07.16(Thu)

「ただの知り合いだよ」妊娠中の妻を隠し二重生活を送っていた彼→我慢出来ず着信拒否にした結果
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.06.04(Thu)

女性のわき毛を巡る多様な視点と美意識のあり方とは?スリムクラブ真栄田賢さんの率直な投稿を機に現代の規範に対する疑問の声
tend Editorial Team

2026.07.12(Sun)

「これだけ?夕食のおかず」→妻「じゃあ6万で1カ月作ってよ」節約中の食卓で夫に料理を任せた結果
tend Editorial Team

2026.04.17(Fri)

旅行代理店で働く日々。「データを共有しておいて」と私がまとめたプランを横取りしようとする先輩。だが、古いデータを共有する...
tend Editorial Team