「ちょっと、汚い手で触らないでよ!」遊んだ後の私の子に怒鳴ったママ友。良かれの善意に何も言えない日々
週に何度も顔を合わせる、近所のママ友
下の子と同い年の子を持つ友達家族が近所にいる。家同士が近いこともあって、公園でも家でも自然と一緒に過ごすことが多く、子どもたちは毎日のように顔を合わせている。
彼女はもともと子供が苦手だったと話してくれたことがある。
「自分の子が生まれてから、仲のいい子なら可愛いと思えるようになった」と。
正直に言える人で、その話に好感を持っていた。子育てに不慣れなぶん、我が子の友達には特別に目を向けてくれているのかもしれないと思う部分もあった。
ただ、子どもへの注意の仕方がどうしても気になる。子育てに不慣れなせいか、声がとにかく鋭い。自分の子に対してはそういう育て方なんだと思えばまだ割り切れる。
でも、私の子に対しても、私が何か言うより先に怒ってしまうことがある。言葉の選び方もかなり強く、棘がある。最初は偶然かと思っていたが、回数が重なると、そういう習慣なんだとわかってきた。
飲み込んだ言葉が、今日もたまっていく
先日も、外遊びのあとに子どもたちが汚れた手を見せてきたとき、私が「ちょっと洗おうか」と言おうとした瞬間、ママ友が先に鋭い声を上げた。
「ちょっと、汚い手で触らないでよ!」
下の子がびくっとして固まった。あの顔が頭から離れない。
私が言い損ねたのも、先を越されたのも、何度目のことだろうと数えるのをやめた。
ため息をつきたくなるが、ぐっとこらえる。
ママ友は悪意がない。私の子のことも気にかけているから動いてくれているのだとわかっている。それがわかっているから、なおさら言葉が出てこない。
「言い方がきつくて、うちの子がびっくりしてた」と正直に伝えれば、きっと傷つける。しょっちゅう顔を合わせる仲だからこそ、こじれるのが怖い。
子どもたちの仲にも影響しそうで、一度壊れた関係を元に戻す自信がない。
夫にそう漏らした夜も、答えは出なかった。「じゃあ伝えてみたら?」と言われたが、その一言がどれだけ難しいか、うまく説明できなかった。
「言い方をやわらかくしてほしい」は、言われた相手にとって「私の注意が間違っている」と受け取られるかもしれない。良かれと思って怒ってくれているのなら、なおさら傷は深くなる。これからも毎日顔を合わせるのに、胸の奥に重さだけが静かに積み重なっていく。
何かが変わる気配もなく、また明日も笑顔で一緒に過ごすのだと思うと、どうしても胸に答えのない重さだけが残る。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














