「お年玉あげるのキツイから集まりやめて」一番もらった家の母が中止宣言→会費2万払った嫁の呆れた本音
一人一万円の新年会
結婚して初めて迎えた元日、私は夫の親族が集まる新年会に出席しました。人数が多いので店を借り切っての宴会で、参加費は元日料金もあって一人一万円。一歳前の子を連れた私たち夫婦は、合わせて二万円を払うことになりました。
会場は山奥の店。赤ちゃんの授乳とお昼寝の時間をやりくりして向かい、駐車場から遠い道のりを寒い中で子を抱え、階段も上ってようやく到着。コートを掛ける間もなく、結婚式でしか顔を合わせていない親族代表のおばさまがやってきました。
「会費徴収しますー」
声をかけられたのは、隣の夫ではなく私。結婚式で一度会ったきりの相手から、なぜ夫を飛ばして嫁に直接請求するのか。腑に落ちないまま、赤子を抱え直して財布から二万円を取り出し、手渡しました。
くしゃくしゃの旧札
子どもたちへのお年玉は、私の実家では年齢ごとに金額が決まっていて、誰にでも同じ額。だから夫にも、夫側の相場を聞きました。
「お年玉、いくらが普通なのか確認したいんだけど」
「わからん」
何度尋ねても答えは同じ。間違えて少なすぎても多すぎても角が立つと思い、私は自分の実家のやり方で、銀行で替えた新札を一枚ずつきれいに包んでいきました。
後で開けたうちの子のお年玉は、五百円や千円、中には玩具だけという家庭もありました。お札はどれもくしゃくしゃの旧札で、新札は一枚も入っていません。
会費二万円とお年玉で結構な額を落としたのに、戻ってきたのはこれか、と胸の中がざらつきました。
「これだけ払って、戻ってきたのがこれかぁ」
そう夫にこぼしても、返ってきたのは沈黙だけでした。
あっさり畳まれた集まり
もやもやを抱えたまま年が明け、次の元日が近づいた頃、親族の連絡網に一通のメッセージが届きました。
「お年玉あげるのキツイから集まりやめて」
送り主は、子どもの人数からして、去年いちばん多くお年玉を受け取ったであろう家庭の母親でした。会費で会場代をまかない、配るより多く受け取って、それでいて「キツイ」と中止を切り出す。その身勝手さに、開いた口がふさがりませんでした。
新年会は、その一言であっさり畳まれました。律儀に新札を包んで二万円も払った私の気遣いは、いったい何だったのでしょう。誰も損のかぶり方を考えず、面倒になったら畳んでおしまいなのです。
自分たちだけ得をして終わり。声を荒げる気にもなれず、ただ静かに呆れるしかありませんでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














