「今日、車を置かせてね」義母が我が家の駐車場を使っていた。だが、カレンダーの丸がわだかまりを解消した瞬間
義母が車を置いて、駅へ向かうのがいつもの流れだった
我が家は駅まで歩いて行ける距離にあります。そのため義母は電車で出かける日、自宅から車で我が家まで来て、そのまま敷地に車を置いていくことがありました。
駅前の駐車場代を払わずに済むからです。
「今日、車を置かせてね」
最初はたまになら構わないと思っていました。ところが、いつの間にかそれが当たり前になっていきました。
我が家の駐車スペースは車を縦に停める形で、義母の車が手前にあると、奥にある我が家の車を出せません。
こちらにも予定がある日に義母の車が停まっていると、連絡をして動かしてもらう必要がありました。すぐ戻れない日には、出発を遅らせることもあります。
何度か続いたころ、夫に相談しました。
「うちも車を使うから、置く前に聞いてもらえないかな」
けれど夫は、「母さんも悪気はないから」と言うだけでした。
確かに、義母もこちらを困らせようとしているわけではありません。私自身もこれまで「いいですよ」と答えてきたので、急に強く言うのもためらわれました。
丸をつけてみると、思った以上に予定があった
そこで私は、月のカレンダーを一枚印刷しました。
買い物や家族の用事など、車を使う日に丸をつけていきます。すると、丸は思っていた以上に多くなりました。
これなら、こちらが車を使う日を説明しやすいかもしれない。そう思い、カレンダーを玄関の内側に貼りました。
次に義母が車を置きに来たとき、私はその紙を見せました。
「この丸の日は、うちも車を使うんです」
義母はカレンダーに目をやり、丸を一つずつ追っていました。
「あら、けっこう使ってるのね」
そばにいた夫も、「そうだよ。毎週けっこう乗ってるよ」と続けました。
義母は少し驚いた様子でした。私たちが車を使うことは知っていても、これほど予定があるとは思っていなかったようです。
それからは、置く前に確認してくれるようになった
その日から、義母は先に聞いてくるようになりました。
「この日、車を置いても大丈夫?」
予定がなければ「大丈夫です」と答え、車を使う日ならそう伝えます。それだけで、出かける直前になって困ることはなくなりました。
さらにしばらくすると、義母から聞かれること自体が減っていきました。夫によると、駅前の駐車場を使うことが増えたそうです。
義母との関係が悪くなったわけではありません。今でも会えば普通に話します。
私もそれまで、言えば角が立つと思って黙っていました。でも、責める必要はなかったのです。ただ「こちらにも予定がある」と分かる形で伝えればよかったのだと気づきました。
玄関のカレンダーを見るたびに、我慢することと、穏やかに伝えることは違うのだと思い出します。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














