「割り勘でいいよね」少し高めのランチを食べたママ友。だが、店員の何気ない一言で空気が一変
初めてのランチで、少しだけ引っかかったこと
子どもの習い事で知り合ったママたちと、初めてランチへ行ったときのことです。
普段は送り迎えのときに少し話すくらいでしたが、その日は予定を合わせて、近くのお店を予約していました。
注文すると、ほとんどの人が日替わりのランチセットを選びました。
ただ、一人だけ「せっかくだから」と、デザートまで付いた少し高めのコースを注文しました。
もちろん、好きなものを頼むこと自体は何とも思いませんでした。
食事が終わり、そろそろ会計というところで、その人が何気なく言いました。
「割り勘でいいよね」
一瞬、みんなの返事が遅れました。
それぞれが頼んだものには、それなりに金額の差があります。
私は自分の分だけ払うつもりでいたので少し戸惑いましたが、初めて集まったばかりの相手です。「それはちょっと」と言って空気を悪くするのも嫌で、黙ってしまいました。
ほかの人たちも同じだったのか、はっきり賛成する人も反対する人もいませんでした。
レジまで来ても、決まらないままだった
そのまま全員でレジへ向かいました。
財布を出しながらも、誰がまとめて払うのか、それとも一人ずつ払うのか、誰も言い出しません。
最初に「割ればいいよね」と言った人も、特に急かす様子はなく、みんなの様子を見ていました。
すると店員さんが、伝票を見ながらいつもの調子で尋ねました。
「ランチのお会計はご一緒ですか、別々になさいますか」
その瞬間、隣にいたママが答えました。
「別々でお願いします」
少しだけ間がありましたが、コースを頼んだ人も「あ、別々にする?じゃあそうしようか」と財布を開きました。
それからは、一人ずつ自分が注文した分を払っていきました。
次からは、最初から迷わなくなった
店を出たあと、さっき「別々で」と答えたママが小さな声で言いました。
「聞いてくれて助かったね」
私も思わず笑ってしまいました。
あの人も、強く割り勘にこだわっていたわけではなかったのだと思います。ただ、食事の会計は人数で割るものだと何となく考えていただけなのかもしれません。
その後も同じ顔ぶれで何度かランチをしましたが、会計は最初から別々です。誰かが改めて決めたわけでもありません。
あの日、店員さんがいつもの確認をしてくれたことで、言い出しにくかったことを自然に決められました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














