「さっき一度借りたから大丈夫だと思って」公園で遊具を無断使用されたママさん。だが、無断使用よりも怒った事実とは
公園で、同じクラスの親子に会った
娘のストライダーを持って公園へ行った日のことです。
水飲み場の近くで声をかけられ、振り返ると、保育園で同じクラスの親子がいました。
3歳の男の子は、娘の足元にあるストライダーをじっと見ています。
「あ、それ乗れるやつだ」
興味がありそうだったので、私は「乗ってみる?」と声をかけました。
そこへ母親が追いついてきました。
「すみません、うちの子が乗りたがって。いいんですか」
「どうぞ。ただ、転ぶと危ないので、これだけかぶらせてくださいね」
私は一緒に持ってきていたヘルメットを渡しました。
男の子は20分ほど楽しそうに走り回ったあと、自分からストライダーを戻しに来ました。
ヘルメットもきちんと脱いで、こちらへ持ってきてくれました。
そのあと、私と娘は公園の反対側にある受付へ、参加していたイベントの札を返しに行くことにしました。
荷物とストライダーをベンチの脇に置き、10分ほどその場を離れました。
戻ると、またストライダーが動いていた
受付から戻ってくると、見覚えのあるストライダーが芝生の上を走っていました。
乗っていたのは、さっきの男の子です。
ただ、今度はヘルメットをかぶっていません。
ヘルメットは、私が置いた場所にそのまま残っていました。
私が近づくと、母親もこちらに気づきました。
「あ、すみません。うちの子がまた乗りたがって」
先ほどと同じ言葉でしたが、今度は乗る前に聞かれていません。
母親は少し困ったような顔をして続けました。
「さっき一度お借りできたので、もう少しくらいなら大丈夫かなと思ってしまって」
私はストライダーを止め、置いてあったヘルメットを手に取りました。
「貸すのは大丈夫です。ただ、使う前に一声かけてもらえると助かります。それと、乗るときは必ずヘルメットをお願いします」
母親は男の子の頭を見て、すぐに「すみません」と頭を下げました。
そのあと改めて「もう少しだけ借りてもいいですか」と聞かれたので、私はヘルメットを渡しました。
男の子は自分でかぶろうとし、母親があごひもを確認してから、もう一度芝生へ向かっていきました。
翌週は、先に聞いてくれた
翌週、同じ公園でその親子とまた会いました。
私がストライダーを下ろしていると、男の子がこちらへ駆けてきます。けれど今回は、母親がその子を呼び止めました。
そして私のところまで来ると、先にこう聞いてくれました。
「今日も少しだけお借りしていいですか。ヘルメットも一緒にお願いします」
「もちろんです」
前の週のことを責めるようなやり取りは、それ以上ありませんでした。
一度貸したからといって、次も自由に使っていいわけではありません。ただ、強く言い合わなくても、こちらが気になったことを具体的に伝えれば分かってもらえることもあるのだと感じた出来事でした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














