tend Editorial Team

2026.05.19(Tue)

「昨日遅くまで残って作ってたよね?」先輩のひと言が空気を変えた→徹夜で仕上げた資料と横取り同僚の末路

「昨日遅くまで残って作ってたよね?」先輩のひと言が空気を変えた→徹夜で仕上げた資料と横取り同僚の末路

深夜まで作り上げた資料

大事なプレゼンを翌日に控えた夜、一人でオフィスに残って資料をまとめていた。

グラフの数字を確認し、説明文を整え、ページの順番を何度も入れ替えた。

完成したのは深夜過ぎで、ファイルを保存した瞬間に長い息が出た。

これだけやれば伝わるはずだと思いながら帰宅した。

実は以前から、同じ部署の同僚に悩まされていた。

私が作った資料を上司に渡す前に目を通し、あたかも自分がまとめたかのように話す。

指摘できるほどの確証もなく、「気のせいかもしれない」と自分に言い聞かせながら見ていることしかできなかった。

何度かそういうことが続いて、徐々に信じられなくなっていった。

でも、言葉にしてしまえば自分が面倒な人間に見えると思い、ずっと口を閉じていた。

誰かに相談しようとしても「証拠もないし」と思い直し、結局また一人で飲み込んでいた。

翌朝の出来事は、そんな積み重ねの果てに起きた。

先輩のひと言が室内を変えた

出社すると、その同僚がすでに上司のそばに立っていた。昨晩自分が完成させた資料を手に持ち、こう言った。

「これ、私がまとめた資料です」

声が出なかった。頭の中でどう反論するか探していると、先輩がすっと前に出た。

「昨日遅くまで残って作ってたよね?」

先輩の目はこちらに向いていた。穏やかだが、はっきりとした声だった。

同僚が「手伝ったつもりで」とつぶやいたが、上司はすでに私を見て「これは彼女の仕事だよね」と確認していた。

うなずくことしかできなかったが、それで十分だった。

長い間つかえていたものが、すうっと消えていくような感覚があった。

ひとりで抱えてきた時間が、先輩の一言でようやく報われた気がした。

それ以降、同僚は私の仕事に近づかなくなった。

関係は自然と薄くなり、やがて別の部署へ異動していった。

先輩への感謝は今も直接伝えられていないが、何か大切なものを守ってもらったあの朝の記憶は、今でも鮮明に残っている。

一人で抱えたまま終わらなくてよかったと、今でも静かに思う。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.08.21(Fri)

「朝からずっと待っていました」1日に何通も連絡してくるママ友。だが、夫に相談した結果
tend Editorial Team

NEW 2026.08.21(Fri)

「3000円ね、現金あるかな」同棲していた彼とのお金のルール。だが、彼の態度に感じた本音とは
tend Editorial Team

NEW 2026.08.21(Fri)

「最寄り駅はどこ、返信も遅いよね」まだ一度も会っていない相手との、やりとりを終わらせた理由
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.12.25(Thu)

「マナーがなっていない」「プロの方に対応して欲しい」と辛辣な声も。片山財務大臣が会見で記者に不快感を示す
tend Editorial Team

2025.10.30(Thu)

「あなた、母親失格よ」とママ友に言われ、涙が止まらない私を救った息子の一言【短編小説】
tend Editorial Team

2026.05.04(Mon)

「またお休み?今度は何するの?」と有給の理由を詮索してくるお局様。だが、私が行き先を告げると詮索しなくなったワケ
tend Editorial Team