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2026.06.27(Sat)

「母親のしつけが悪いからノロマなのよ」と子供に強くあたる義母。だが、普段はおとなしい夫が怒ってくれた瞬間

「母親のしつけが悪いからノロマなのよ」と子供に強くあたる義母。だが、普段はおとなしい夫が怒ってくれた瞬間

褒められるのはいつも義姉の子

義母は、内孫の我が子と、義姉が産んだ外孫を、何かにつけて比べる人でした。そして決まって持ち上げられるのは、義姉の子のほうでした。

お正月に親族で集まった食卓でも、それは変わりませんでした。義母は義姉の子の頭をなでながら、嬉しそうに繰り返します。

「お行儀が良いわね」

その隣で、まだ食事のペースがゆっくりな我が子には、冷たい視線を向けるのです。

こんなんじゃ将来が思いやられる、と聞こえよがしに口にしました。

「母親のしつけが悪いからノロマなのよ」

私に聞こえるように言っているのは明らかでした。それでも私は、その場の空気を壊したくなくて、唇を噛んで黙っていました。

我が子は箸を握ったまま、すっかり食べる手を止めてしまっていました。

こうして比べられるのは、今年が初めてではありません。集まりのたびに我が子だけが小さくさせられていく姿を、毎回ただ見ているしかありませんでした。

夫が箸を置いて立ち上がった

そのときでした。ずっと隣で黙々と食べていた夫が、静かに箸を置いたのです。

「母さん、いいかげんにしてくれ」

義母を相手に、いつもなら何も言わない夫でした。その声に、食卓の全員がはっとして顔を上げました。

「自分の孫をつかまえてノロマだなんて、よく言えたもんだな」

義母は鼻白んだ顔になり、それでも取り繕おうとしました。

「ちょっとした冗談じゃないの」

「その冗談で、この子がどんな顔してたか見てなかったのか。もうここには来ない」

義母は二の句が継げず、口をぱくぱくさせるだけでした。助けを求めるように周りを見渡しても、義姉はばつが悪そうにうつむき、義父までもが黙って首を横に振るばかり。

誰一人、義母の肩を持つ人はいませんでした。

夫は子どもの上着を着せ、私の荷物を手早くまとめると、玄関へと促しました。

「行こう。もう気を遣わなくていいから」

振り返ると、義母が呆然と座り込んでいるのが見えました。

これまで一方的に見下されてきた立場が、その瞬間にひっくり返ったのを感じました。

家に帰る道すがら、夫はぽつりと言いました。長い間、私が一人で耐えていたことに、本当は気づいていたのだと。

声をあげるきっかけを、ずっと探していたのだそうです。後部座席では、我が子がいつの間にか安心したように眠っていました。

それからは夫が義実家との縁を切ってくれて、私たちは穏やかな毎日を取り戻しました。比べられることも、見下されることもない正月が、ようやく訪れたのです。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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