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2026.07.09(Thu)

「昔入ったままで安心してる?」家計を圧迫する「保険の放置」と正しい見直し方

「昔入ったままで安心してる?」家計を圧迫する「保険の放置」と正しい見直し方

人生のあらゆるリスクに備えるための「生命保険」や「医療保険」。

「とりあえず社会人になったときに入った」「結婚を機に勧められるがまま契約した」という方は多いのではないでしょうか。

「保険に入っているから、万が一の時も安心」と思いがちですが、実はその「とりあえず」の保険が、現在のライフスタイルに合っておらず、無駄な出費を生み出して家計を圧迫しているケースが少なくありません。

今回は、保険の「入りっぱなし」に潜むリスクと、本当に必要な保障を賢く選ぶためのポイントを解説します。

1. 保険は「一度入れば一生安心の万能薬」ではない

まず大前提として理解しておかなければならないのは、保険は「その時の状況に応じて必要な保障を買うもの」である、ということです。

独身時代、結婚、出産、子供の独立、定年退職。

人生のステージが進むにつれて、あなたや家族に必要な「保障額(万が一の時にいくら必要か)」は大きく変化します。

例えば、子供が幼い頃は手厚い死亡保障が必要でも、子供が独立した後であれば、そこまでの大きな保障は不要になるのが一般的です。

昔契約した保険のままだと、「今の自分には過剰な保障にお金を払い続けている」あるいは「いざという時に保障が全く足りない」という事態に陥る可能性があります。

2. 「月々の保険料の安さ」だけで飛びつくリスク

ネット保険などが普及し、「月々数百円から!」といった手軽な保険が増えています。しかし、「安いからとりあえず追加しておこう」と安易に契約してしまうのは危険です。

保険料が安いものには、当然それなりの理由があります。

例えば、「保障される期間が短い(定期型)」「特定の病気にしか対応していない」「支払われる条件が非常に厳しい」といったケースです。

自分の貯蓄額や、公的な保険制度(健康保険の「高額療養費制度」など)でカバーできる範囲を考慮せずに、民間の保険をやみくもに増やしてしまうと、結局は「保険貧乏」になり、本当に必要な貯蓄(老後資金や教育資金など)に回すお金がなくなってしまうという本末転倒な結果を招きます。

3. 最大のメリットは「ライフステージの変化」に合わせた最適化

保険を正しく活用するための王道は、数年に一度、あるいはライフステージが変化したタイミングで「必ず見直す」ことです。

見直しのポイントは、「遺された家族の生活費(死亡保障)」と「自分が病気になった時の治療費・生活費(医療・就業不能保障)」を分けて考えることです。

日本の充実した公的医療保険制度や遺族年金などの「国からの保障」をベースに計算し、「それでも足りない分だけを、民間の保険で補う」という考え方が重要です。

不要な特約を外したり、掛け捨て型のシンプルな保険に切り替えたりすることで、月々の保険料を大幅に削減でき、浮いたお金をNISAなどの資産形成に回すことも可能になります。

まとめ:公的制度を正しく知り、自分に本当に必要な備えを!

保険は、万が一の際に自分と家族を守るための重要なツールです。しかし、「安心だから」と中身を理解せずに高い保険料を払い続ける必要はありません。

「昔入ったままでよくわからない」という状況を放置せず、国の公的制度(高額療養費制度や遺族年金)の仕組みをしっかり理解した上で、現在の自分にとって本当に必要な「不足分の保障」だけを、賢く無駄なく選んでいきましょう。

参考:厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」

参考:金融広報中央委員会「生命保険の選び方・見直し方」

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