「あの時間はやめて欲しいのよね」夜遅くまで宴会を開く住人。だが、自治会長に相談した結果
夏になると、隣の庭がにぎやかになった
以前住んでいた家の隣には、広い庭のある一戸建てがありました。そこでは夏になると、家族で庭にテーブルや椅子を出し、焼肉を楽しむことがよくありました。
夕方のうちは、私も「家族で楽しんでいるんだな」と、それほど気にしていませんでした。
ただ、困るようになったのは、その時間が少しずつ遅くなってからです。
夜10時を過ぎても庭から笑い声や話し声が聞こえ、日によっては11時近くまで続くこともありました。
窓を閉めても声が聞こえてくるうえ、庭に出ていた二匹の犬が興奮して吠えることもあります。
家族が犬をなだめる声まで重なると、静かな住宅街ではどうしても響いてしまいます。
もちろん、自宅の庭で食事を楽しむこと自体に文句を言いたいわけではありません。ただ、翌朝も仕事がある中で、遅い時間まで声が続くのはつらいものでした。
それでも、隣の家へ直接苦情を言いに行く勇気はありませんでした。これからも顔を合わせる相手ですし、関係が悪くなるのも避けたかったのです。
困っていたのは、我が家だけではなかった
そんなある日、回覧板を届けに来たお向かいの女性と立ち話をしていると、隣家の話になりました。
「夜10時を過ぎても、声が聞こえてくるでしょう」
「あの時間はやめて欲しいのよね」
そう言われ、私は驚きました。気になっていたのは、我が家だけではなかったのです。
話してみると、近くの何軒かでも同じように困っていることが分かりました。
「一軒だけで言うより、みんなで相談したほうがいいかもしれないですね」
そこで私たちは自治会長に事情を伝えることにしました。夜遅くまで庭から声が聞こえることや、犬の鳴き声が気になることを、困っている世帯でまとめて相談したのです。
自治会長は話を聞いたうえで、隣家に夜遅い時間の庭での過ごし方について配慮してもらえないか、伝えてくれました。
その日の夜から、少しずつ様子が変わりました。
庭で焼肉をすること自体はありましたが、以前のように夜遅くまで続くことはなくなり、10時ごろには片づけるようになったのです。犬の声が長く響くことも減っていきました。
完全に静かになったわけではありません。それでも、眠れないほど気になる夜はほとんどなくなりました。
直接言いにくい近所の問題でも、同じ悩みを抱えている人と状況を共有し、間に入ってもらうことで解決につながることがあるのだと感じた出来事です。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














