「なんで、ベランダに犬?」唸り声を上げる隣人の犬。仕切りを抜けた瞬間に思わず背筋が凍りついた
唸り声を上げる隣の犬
ペット可のアパートに越してきて、半年ほど経った頃のことです。
隣の部屋の住人が、大型の犬を飼っていました。
犬を飼っていること自体は気になりませんでした。ただ、共用廊下へ出すときにも、リードをつけていないことがありました。
さらに困ったのが、私と顔を合わせたときです。低い声で唸り、歯を見せながらこちらへ近づこうとすることが何度かありました。
「こら、駄目でしょ」
飼い主が慌てて呼び戻しますが、私は怖くて壁際によけるしかありません。
「本当は大人しい子なんですよ」
そう言われても、私にはとても大人しい犬には見えませんでした。
それ以来、廊下に犬の姿がないか確認してから外へ出ることも増えていきました。
そんなある日の夕方、買い物から帰って部屋に入ると、ベランダのほうから低い唸り声が聞こえました。
聞き覚えのある声に嫌な予感がして、そっとリビングへ向かいます。
カーテンの隙間から外を見ると、そこにいたのは、あの犬でした。
「なんで、ベランダに犬?」
一瞬、何が起きているのか理解できませんでした。
隣とのベランダを隔てる仕切り板の下から、無理に体をくぐらせて入り込んだようでした。
無理に追い出さず、管理会社へ連絡
私に気づいた犬は、ガラス越しに激しく吠え始めました。以前、廊下ですれ違ったときの姿を思い出し、とてもベランダへ出て追い返す気にはなれません。
私はすぐにカーテンを閉め、スマホを手に取りました。
「隣の犬が、うちのベランダに入り込んでいるんです」
管理会社へ事情を伝えると、飼い主へ連絡すると言ってもらえました。
私は窓から離れた場所で待ちました。しばらくすると、それまで続いていた吠え声が止みます。
恐る恐るカーテンの隙間から確認すると、ベランダに犬の姿はありませんでした。
そこでようやく、肩の力が抜けました。
犬を刺激しながら自分で追い出そうとせず、管理会社を通して対応してもらってよかったと思います。
犬が苦手になった出来事というより、飼い方や管理の大切さを強く感じた出来事でした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














