上司「あの人に押し付ければいい、だってさ」チャットログで同僚の企みが発覚→2年の尻ぬぐいに決着した瞬間
尻ぬぐいを繰り返した2年間
仕事をまったくしないのに、上司の前では誰よりも積極的に見える同僚がいた。進捗会議では毎回「今週はここまで進んでいます」と発言するのに、中身はほとんど空っぽ。確認してみると手つかずのままということも一度や二度ではなかった。実際の処理は決まって私に回ってきた。
「少しだけ手伝ってほしいんだけど」という言葉は次第に「この件、任せていい?」に変わり、いつからか私が肩代わりするのが当たり前になっていた。断ろうとしても、「私にはできない」と繰り返す同僚を前にすると言い出せなかった。それに、断れば案件が止まるというプレッシャーもあった。2年間、そんな日々が続いた。
なぜ私が呼ばれたのか
ある月末、同僚が担当していた取引先との案件でミスが起きた。提出資料に誤ったデータが含まれており、先方から問い合わせが入った。上司が対応を始めたその日の夕方、私が会議室に呼ばれた。連絡が来たとき、仕事を切り上げようとしていた矢先だった。
関係していないはずの案件だったので、最初は何のことかわからなかった。
上司が資料を広げながら説明し始めた。システム側でファイルの作成履歴を確認したところ、提出されたデータがすべて同僚のパソコンから作成されていたことが確認された。
上司は続けて社内チャットのログを画面に出した。ミスが発覚した直後、同僚は別のメンバーに宛てて私に責任を押し付けるための段取りを進めていたのだ。画面の一文を指で示しながら、上司が静かに読み上げた。
「あの人に押し付ければいい、だってさ」
隠蔽しようとして、逆に証拠を残した形になった。
謝罪と、晴れた気持ち
同僚は上司から厳重注意を受け、数日後に私のもとへ来て頭を下げた。それまで見たことのない、静かな表情だった。
「ずっと迷惑をかけていました。申し訳ありませんでした」
2年間、何かがおかしいとは感じていた。でも言葉にできなかったし、証明する手立てもなかった。「自分の気持ちの問題かもしれない」と思いながら引き受け続けていた。週次会議で同僚が笑顔でアピールするたびに、割り切れない気持ちが胸の底に積もっていくのを感じていた。その日々への答えが、チャットのログというかたちで出てくるとは思っていなかった。
真相が明らかになった瞬間、胸のどこかでずっと引っかかっていたものが消えた。2年分のモヤモヤがようやく晴れたような気がして、素直にスカッとした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














