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2026.06.12(Fri)

「奥さんにバレないように会おうね」彼のスマホに来た通知。だが、浮気の証拠を並べた結果

「奥さんにバレないように会おうね」彼のスマホに来た通知。だが、浮気の証拠を並べた結果

減っていく約束

結婚を意識して3年付き合った彼が、急によそよそしくなった。

「最近、仕事が立て込んでてさ」

「そっか。落ち着いたら教えてね」

会える日が、月に一度、また一度と減っていく。気のせいだと思いたかった。

ある夜、テーブルに置かれた彼のスマホが点滅した。覗くつもりはなかったのに、通知の文字がはっきり読めてしまった。

「奥さんにバレないように会おうね」

奥さん。私たちは結婚していない。

彼はこの相手に、私を妻だと話していた。会う頻度が減ったのは、忙しいからではなかったのだ。

証拠を集める側へ

その場で問い詰めれば、彼は「見間違いだ」と笑ってかわすだろう。

3年も一緒にいれば、彼の逃げ方は分かっていた。

「おやすみ。週末、楽しみにしてるね」

「うん、おやすみ」

私はいつも通りに振る舞い、翌朝そっと家を出た。向かった先は、探偵事務所だった。

「証拠が欲しいんです。きちんとした形で、残るものを」

担当者にそう伝えながら、自分でも驚くほど声は落ち着いていた。

叫びたい気持ちは、もう涙ではなく、別のものに変わっていた。

数週間後、報告書が私の手元に届く。

ホテルへ出入りする彼と相手の写真、日時。すべてが克明に記録されていた。

そして相手の名前を見て、私は息を呑んだ。同じ会社の、他部署の後輩女性だったのだ。

(顔も知ってる。あの子だったんだ)

朝の挨拶を交わしたこともある後輩。彼女もまた、私の存在を「妻」だと聞かされていたのだろうか。

怒りより先に、頭が冷えていくのを感じた。ここからは、私が筋書きを書く番だった。

差し出した一通

私が指定したのは、休日のホテルのラウンジ。

何も知らない二人は、並んで現れた。

「話って、何かな」

彼は脚を組み、余裕の表情だった。私は鞄から探偵の報告書を取り出し、続けてサイン済みの婚約不履行に関する書類を、テーブルに広げた。

「全部、ここにあります。確認してください」

「何これ。冗談はやめてくれよ」

彼は笑い飛ばそうとして、ページをめくった指が、ホテルの写真で止まった。

「待って、これは何かの間違いで」

声が、みるみるうわずっていく。隣の後輩が、震える声で口を挟んだ。

「先輩、奥さんがいるって聞いてました」

「それは…いや、その」

彼は言葉を継げず、書類とラウンジの天井を交互に見て黙り込んだ。

私を妻と偽っていた男の顔から、すっと血の気が引いていく。

「きちんと、終わらせます」

私が席を立っても、二人はうつむいたまま動けなかった。余裕の顔で現れた彼は、ただ小さくなって座っているだけだった。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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