「で、産後の体型はもう戻った?」と失礼な詮索をしてくる義母→夫の一言で義母の態度が一変
お茶の席で義母が踏み込んできた
第一子を出産して一か月後、県外の義両親が孫の顔を見に来ました。お茶を出して、和やかに話していたつもりでした。
ところが義母は、もともと人との距離感が独特な人だったのです。湯呑みを置くなり、義父のいる前で大きな声を出しました。
「で、産後の体型はもう戻った?」
産後の体の、人前ではとても口にできないようなことを、根掘り葉掘り聞き始めたんです。実の母にすら話さない領域でした。
私は固まりました。義父は気まずそうに視線を泳がせています。それでも義母は、こちらの反応などお構いなしでした。
「みんな気になることでしょう。隠さなくていいのよ」
愛想笑いで受け流そうとしましたが、頬が引きつるのが自分でも分かりました。
早く話題が変わってほしくて、私はお茶のおかわりを淹れようと腰を浮かせました。
けれど義母は、私が動こうとするのを引き止めるように、さらに声を大きくしたんです。実の親子でも遠慮するような話を、まるで天気の話でもするみたいに。
夫が放った、たった一言
義母がさらに身を乗り出した、そのときでした。隣の夫が静かに、けれどきっぱりと言ったのです。
「母さん、それ人前で聞くことじゃない」
場の空気が、音を立てて凍りついたようでした。義母の動きがぴたりと止まります。
「……でも、心配だから」と言いかけて、義母は言葉を飲み込みました。それでも往生際悪く、こう続けたのです。
「親戚の集まりじゃいつもこうよ」
夫は表情を変えませんでした。
「うちは違う。この子が困ってるだろ」
義母はそれ以上、何も言えませんでした。湯呑みを両手で包んだまま、視線を落として黙り込んでしまったのです。
帰り際の義母は別人だった
それからの数時間、義母は借りてきた猫のようにおとなしくなりました。孫を抱く手つきまで、どこか遠慮がちでした。あれほど大きかった声も、すっかり鳴りをひそめています。
義父はというと、夫の一言にどこか安堵したような顔をしていました。長年連れ添ってきて、言いたくても言えなかったことなのかもしれません。
帰り際、玄関で義母は私と目を合わせられず、「今日はありがとうね」とだけ小声で言って出ていきました。
扉が閉まると、夫が振り返って言いました。
「あの言い方は、さすがにないよな」
「言ってくれてありがとう。一人だったら、ずっと我慢してた」
誰かが線を引いてくれるだけで、こんなに気持ちが軽くなるものなんですね。これからは無理に距離を詰めなくていい。そう思えただけで、十分でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














